Category: 倒産
[ 新着順 ] 倒産法分野の全ての本が新しい順に並んでいます。人気、おすすめ、注目の本は下位の細分化されたカテゴリー(ex. ○○法の基本書、○○法の論文対策…)で紹介しています。
伊藤真試験対策講座 倒産法 2010.4 
一冊で破産法と民事再生法のマスター。第1部は破産法。第2部は民事再生法。第3部は倒産処理手続相互の関係を解説。
2色刷、横書き、図表で説明、フローチャートなどはシリーズ共通。ただ、主要科目と比べると選択科目の予備校本はデキがわるい。過去問と出題パターンの蓄積がないし、予備校本を作れる人も不足しているからだ。そうはいいつつも、本書は、新試験出題箇所を明示するなど工夫が見られる。知識確認の○×問題や、具体的な答案化のヒントになる参考問題もあり、学者の書いた基本書にはない「試験対策」がある。
民事倒産法講義
著:三谷忠之 版:成文堂 2007.1
505頁。読者の方から、メールでご推薦をいただいた。通読向きの本である。「破産法・民事再生法」(伊藤眞 著)が、分厚くなって通読困難なため。
豊富な判例の引用で実際の事件を具体的にイメージしながら民事倒産法を学ぶことができる基本書である。著者のホームページ「三谷忠之法律事務所だより」とリンクし、法令改廃・新判例が順次フォローアップされていくという常識ハズレのサポート付き。なんと、著者が成文堂に頭を下げて、価格をギリギリまで下げてもらったともいう。
破産法概説 新訂第4版
著:宗田親彦 版:慶応義塾大学出版会 2008.10
調べ物に最適な破産法の体系書。著者は、辰巳でも新司法試験倒産法対策の講座をやっている、倒産法に精通した第一線の理論派弁護士かつ研究者。3版から20ページ程度増えて、642頁。
C-book 倒産法
著:LEC 版:東京リーガルマインド 2009.3
改訂第2版。学部期末試験~新司法試験対策まで幅広く対応する。638頁で分量は多いが、知識ゼロから読める入門書としての平易さと、参考書としての詳しさと網羅性を備える。平成16年の倒産処理法関連法規の大改正に完全対応、本編を(1)破産法、(2)民事再生法、(3)会社更生法、(4)特別清算手続、(5)私的整理、(6)国際倒産に分け、必要な知識を横断的に整理した。
「問題の所在」「考え方のすじ道」「アドヴァンス」の3項目で重要論点を完全網羅する叙述スタイルはC-Bookシリーズ共通で分かり易いと評判。最終到達目標として平成19年度新司法試験上位合格者の再現答案を掲載した。
倒産判例百選 第4版
編:青山善充 伊藤眞 松下淳一 版:有斐閣 2006.10
定番。10月30日リリース。主要科目ではおなじみの判例百選シリーズが改訂。平成16年の倒産法制改革と、翌年の会社法成立に伴う新法制発足・関係各法改正を受け、第3版所収判例を大幅に見直し、新法に基づく解説に書き改めた最新決定版。精選された102件の判例を読み解くことで,新しい倒産法制が見えてくる。
ロースクール倒産法 第2版
編著:三木浩一 山本和彦 版:有斐閣 2008.4
企業の倒産を発端として湧出する法的諸問題の混沌を整序し、問題解決の道筋を建設する倒産法。倒産法の主軸をなす破産法と民事再生法を主に取扱い、知識・理解の基礎を構築し、リアルな事例を通して実践的な思考力を鍛える。
初版をブラッシュアップ。法科大学院教育の実情や新司法試験実施の結果を踏まえ全面改訂(例えば、「UNIT7債権の優先順位」「UNIT10相殺権」「UNIT13再生計画」では、設例・QUESTIONそのものを全面的に差し替え)。体系書による学習では掴むことが難しい倒産手続のイメージを具体的に示しながら、基礎的な知識の確認、事例分析・問題解決能力の修得を可能にする。
主要なロースクールで演習の教科書に指定されるようだが、解答がついておらず独習には不向き。新司法試験対策としてつぶすなら、グループ学習がおすすめ。
新・論点講義シリーズ(破産法)
著:小林秀之 齋藤善人 版:弘文堂 2007.6
学者系演習書でありながら、シケタイ譲りのビジュアル系。破産法の重要論点について、図表・チャートの多用と2色刷で基礎的知識や学説・判例をすっきり整理し、具体的な事例で考えるケース・スタディで模範解答の書き方まで学べます。
民法の復習にもなるように実体的な部分の説明を優先させ、さらに民事再生法での取扱い等にも触れることで、破産法と比較しながら、民事再生法の内容もよくわかる。新司法試験問題や事例形式の新作問題を付録に加え、試験対策も万全のテキスト。独学OK、284頁。
実務倒産法講義〈上〉改訂増補版
実務倒産法講義〈下〉改訂増補版
著:今中利昭 中井康之 今泉純一 版:民事法研究会 上・下:2006.4

民事法研究会から、新人法曹や法科大学院用テキストとして。倒産4法の理論と実務の架橋に配慮された本書は、体系的でありながら、実践的な仕上がり。平成18年5月施行の新会社法と関係法令の改正に対応した最新版。
倒産法演習ノート-倒産法を楽しむ21問
著:岡正晶 山本和彦 版:弘文堂 2009.9
「基本的な知識を具体的な事案との関係で整理し、それを展開して自分の頭で新たな問題を考察し、法律論を組み立てていく力が養える演習書。長めの問題文の中から解釈・適用に重要な要素を拾い上げるトレーニングは、新司法試験をはじめとした各種試験対策としても最適。21問の設問について解答を作成し、解答を読むと、基礎知識が着実に定着し、運用する力が自然に身につく。『倒産法概説』と併用するとより効果的,」とのこと。
知財・労働の選択者に比べて演習書の少なさがネックでしたが、これで解消となりそうです。「倒産法概説」の執筆メンバーや実務家らによる演習書です。有斐閣のロースクール倒産法よりは独習・自習向きですね。
新司法試験論文 えんしゅう本 倒産法 
著:辰巳法律研究所 2010.2
主要科目での定番論文問題集の選択科目編。典型事例問題と新司法試験で実際に出題された問題。
過去問も含め全問について段落をぶつ切りにした答案例が付されている。合格者によるアドバイスがあるのは受験指導校ならでは。
基本知識の解説や論点解説は、判例年月日を掲載するなどして他の本に丸投げするだけ。しかし、具体的な答案表現のアドバイスがあるのがよい。この論点はまず原則論から書くとか、前提論点なので書きすぎずバランスに配慮せよとか、問題文からは明らかにならないので場合を分けるとか。基本問題と新司法試験過去問を合わせて、労働50問、倒産法43問、知的財産法41問。
倒産処理法入門 第3版 
著:山本和彦 版:有斐閣 2008.12
読む価値あり!
コンパクトながらぎっしり!
最初に読む一冊としてはこれ。山本先生は、現在一橋大学教授で、新司法試験考査委員です。大好評の旧著が、破産法の全面改正等を織り込んで改訂された。現在の倒産処理の全体像を通観できます。
倒産4法
破産・民事再生・会社更生を軸に、金融機関の破綻処理、倒産ADR、国際倒産、さらには私的整理にも言及。実務上ホットな問題についても多く触れられていますから、倒産法分野に興味がもてるはず。
倒産法 実務法律基礎講座 第2版
著:伊藤真 伊藤塾 版:弘文堂 2006.1
シケタイ(試験対策講座)の弟分のような本。破産法を中心に、民事再生法、会社更生法を含めた倒産処理手続の全体像と基本概念をわかりやすく解説し、判例・実務の到達点をコンパクトに整理する。初めて倒産法を学ぶ人に最適のナビゲーター、非常にとっつきやすく良い本です。
具体的な事例・図表の多用と2色刷。ただし、これ一冊でOKということはありません。薄くて、取り組みやすいので選択科目をどれにするか迷ったら、知的財産法、労働法、倒産法、国際私法の全部読んでみてから決めるといいでしょう。


第二版で約40頁増量。
大学教授による解説。合格者の再現答案14通に答案構成と時間・解答に至るまでの思考過程、出題趣旨との整合性も収録。答案作成にあたってのヒントが満載。


