Category: 民事訴訟法の判例集・演習書

判例集、学者系演習書、法科大学院演習用教科書(ケースブック)を紹介しています。定番、おすすめ、人気の本が上から並んでいます。

民事訴訟法 判例百選 第4版

民事訴訟法判例百選 第4版

 

編:高橋宏志 高田裕成 畑瑞穂 版:有斐閣 2010.10

 

民事訴訟法判例百選出版社による公式説明等

民事訴訟法の理解に不可欠な最重要判例を精選,分類・整序し,簡潔・的確に解説する最新決定版。近時の重要判例を多数追加し,項目によっては4頁組に改め解説をさらに充実させたものもある。旧版同一項目についてもすべて新執筆者による解説に改めた。

 

ひさびさ改訂、第4版。定番判例集の百選です。民訴は抽象度の高い講学上の概念を操作して、条文には無い話を解釈論として展開します。ときどき「民訴は解説まで」と言われるのはそのために必要だからです。

ケースブック民事訴訟法 第3版 著:長谷部由起子 松下淳一 山本和彦 笠井正俊 山本弘

ケースブック民事訴訟法 第3版 2010.3.30 

 

ケースブック民事訴訟法 有斐閣のものより、まだ取り組みやすいレベルであるので、グループ学習するならこっちで。たくさんの重要判例と答えのついていない問いが並んでいるのは、ほかの弘文堂ケースブックと同じ。
 第3回新司法試験、ドンぴしゃのネタ本でした。超難問だったこともあり話題になりました。もちろん山当て的な勉強をしなさいということではなく、このレベルの抽象度と深さの演習をこなし基本とその応用として展開できるようにしておくべきであるというメッセージを酌み取るべきでしょう。

解析 民事訴訟

解析 民事訴訟

著:藤田広美 版:東京大学出版会 2009.2
著者の狙いと今後への期待藤田メソッドの完結編

解析 民事訴訟法 決着。受験界ベストセラーの前著『講義民事訴訟』を補完する内容。32のセクションでテーマ別に民事訴訟法を解析する。旧司法試験過去問をも題材とされており、非常に実践的な演習書となっている。
 基本的な事項の出題が中心の新司法試験において、民事訴訟法だけは受験生のレベルを無視したハイレベルな出題が続いている。民事訴訟法は、本書を用いて一気にレベルアップをし、決着をつけよう!図表の多様、横書き、2色刷、口語体(ですます調)。

民事法1・2・3 日本評論社 全3巻 編:鎌田薫 加藤新太郎 須藤典明 中田裕康 三木浩一  大村敦志

民事法1 総則・物権 第2版 2010.4 

民事法2 担保物権・債権総論 第2版 2010.5 

民事法3 債権各論 第2版 2010.6 

 

民事法1民事法2民事法3 GodJob!

 民法と民事訴訟法の両面から光をあてる。新司法試験を意識した極めて実践的な演習書。実体法と訴訟法が有機的に関連づけられ、理論と実務の双方から検証される。民法・民事訴訟法の研究者と実務家(司法研修所教官、裁判官)の共同作業により、「設問」「解説」「問題の背景」の構成で、より深く理解ができるよう工夫。

 

独習OK!
 法科大学院で「民事法総合演習」のテキストに指定されることが想定されている本ですが、所属するロースクールで採用されてなくても大丈夫。本書は独習用にも使えるように書かれています。「独習用」を謳うだけあってこの本はひと味もふた味も違います。判例の事案と判旨を載せて、難しい問いが並んでいるだけの多くのケースブック・演習書とは一線を画する。一つの事例を、理論と実務の双方から検証していく。解説がいちいち分かりやすく丁寧で、これまで点ですぎなかった民法と民事訴訟法の論点が、線によって有機的につながります。絶賛しすぎているが、これはマジ。

 

改訂第2版、「民事訴訟法手続と設問との関連一覧」がつきました。

詳しく見る »

事例演習民事訴訟法(法学教室ライブラリー) 著:遠藤賢治

事例演習民事訴訟法(法学教室ライブラリー)2008.10  

 

事例演習民事訴訟法『法学教室』の演習が単行本になりました。おなじみ法学教室ライブラリーシリーズです。具体的な事例からの論点抽出とあてはめを強く意識した演習書。長年民事裁判実務に携わってきた著者による解説が、条文-理論-実務を三位一体として理解させるという。

 

 今回の単行本化に際し、基礎事項の解説や発展問題などについて大幅加筆された。とくに、独習者への配慮がされ尽くされていると言って良いほど配慮されている。基礎的事項をいちいち確認し、発展的な課題も積極的に取り上げてあります。長文事例問題とその解説という構成。メジャー論点は漏れなく載っています。問題文の長さは、特別記事でわかるとおもいますが、旧試験以上、新試験以下の「ほどよい長さ」といえます。

 著者の遠藤先生は、最高裁判所調査官、司法研修所教官、法制審議会民法部会・倒産法部会各委員、司法試験考査委員、新司法試験考査委員を歴任。たしか、共同訴訟人独立の原則と主張共通・証拠共通の関係は第1回新司法試験での出題があったところでしたか。該当箇所を含めて、サンプル画像をアップしました。

詳しく見る »

ケースで学ぶ民事訴訟法 新版

ケースで学ぶ民事訴訟法 新版

著:小林秀之 版:日本評論社 2005.2

ケースで学ぶ民事訴訟法 解説が充実した演習書、独学OK。多くの読者の支持を得て版を重ねた『ケーススタディ民事訴訟法』に、最新重要判例を題材にした事例問題を加えて全面改訂。
 体系重視か判例中心か…。両者のメリットを兼ね備えたこの本が受験生のために基本書と判例集をつなぐ。

判例講義 民事訴訟法 第2版 著:小林秀之

判例講義 民事訴訟法 第2版 

 

著:小林秀之 版: 悠々社 2010.9

 

出版社による公式説明等(第2版)
平成20年(2008年)までの205判例を、1頁から4頁で解説。一貫した体系のもとに、関連項目を単独執筆者がまとめて執筆。判例の学び方と民訴判例の最近の動きを付して、判例の全体的把握に努めた。論点を明確にして、事実の要約には原則的に図を付した。裁判の流れ、判旨を紹介し、判例の法理を客観的に整理。判例を読むで対立点と問題点を鮮明にした。注に基本書の参照頁等を入れ、参考文献で重要な判例評釈を掲げて、発展学習に備えた。

 

悠々社。民事訴訟法の重要判例205。判例1つあたり1~3ページで解説する。百選と違うのは、たくさんの先生があれやこれやとバラバラな立場から解説するのではなく、一定の分野について当該範囲を守備範囲とされる先生が、単独で一貫した立場から解説されていることである。つまり、一つの学問領域毎に一人の先生が評釈を担当するので、見解の相違もなく体系にぶれがない。さらに、全体を通じて一つ教育方針が貫かれており、すべての判例が、論点→事実の要約→図解→裁判の流れ→判旨→判例の法理→判例を読むという形式を揃えている。

 

詳しく見る »

民事法1・2 民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座)

民事法1 民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座 1)

民事法2 商法・民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座 2)

編:遠藤賢治 塩崎勤 潮見佳男 田頭章一 升田純 飯村佳夫 家近正直 池田辰夫 窪田充見 潮見佳男 末永敏和 版:民事法研究会 1:2008.4 2:2008.4

 民事法 1 民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座 1) 遠藤 賢治、塩崎 勤、潮見 佳男、 田頭 章一 (単行本(ソフトカバー) - 2008/4) 民事法 2 商法・民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座 2) 飯村 佳夫、家近 正直、池田 辰夫、 窪田 充見 (単行本(ソフトカバー) - 2008/4) 民商融合問題対策。著名研究者・実務家が作問し解説した演習書。総合的な法的思考力を涵養する。
 第1巻は、民法と民事訴訟法の長文融合問題13問。第2巻は、会社法中心に商法と民法・民訴の長文融合問題11問。法科大学院教育に携わる研究者・実務家教員が作成した問題を、解説編で、気鋭の研究者・実務家らが解答へのアプローチと必要知識、思考枠組みを丁寧に解説する。
  1巻…(1)法律行為の無効と取消・管轄と移送 (2)無権代理・同時審判申出共同訴訟 (3)代理受領・過失相殺 (4)不動産の二重譲渡・裁判官の忌避 (5)物上代位・取立訴訟 (6)転用物訴権 (7)債権の準占有者に対する弁済 (8)債権者代位権・訴訟承継 (9)賃貸借における敷金関係・対抗要件 (10)請求権競合 (11)過失相殺と一部請求 (12)連帯債務・反射効 (13)公害訴訟
 2巻…(1)法人の不法行為責任 (2)表見責任(顕名主義)(3)瑕疵担保 (4)説明義務・錯誤・適合性の原則 (5)契約上の地位の移転と企業買収 (6)有価証券の善意取得・譲渡 (7)株主総会の瑕疵をめぐる問題 (8)共有株式の提訴権者、株式の相続と訴訟の承継 (9)法人格否認の法理と既判力・執行力 (10)株主権の濫用 (11)取締役の解任請求事件

ロースクール民事訴訟法 第3版補訂版 2版

ロースクール民事訴訟法 第3版補訂版 2版

編:三木浩一 山本和彦 版:有斐閣  有斐閣 2011.3.18

 

ロースクール民事訴訟法 伝統的なスタイルの演習書とアメリカン・スタイルのケース・ブックの融合を目指して編まれた、法科大学院における民事訴訟法の演習科目を対象とするテキス ト。いわゆる上位ローで演習用教材として採用するところも。

 

 新司法試験の予想問題にもつながる本書であるが、題意が掴みづらい部分があり、解答・解説もついていないので残念ながら独習には不向きだ。所属するロースクールで使用していないのであれば、独学は難渋するだろう。この教材をつぶすなら高橋宏志重点講義は必読文献になる。

基礎演習 民事訴訟法 著:長谷部由起子 笠井正俊 山本弘 弘文堂

基礎演習 民事訴訟法 

 

著:長谷部由起子 笠井正俊 山本弘 版:弘文堂 2010.4

 

出版社による公式説明等

民訴法の学習上必要な、典型事例30項目を厳選。

アドバンス民事訴訟法~民事訴訟法をマスターする

アドバンス民事訴訟法~民事訴訟法をマスターする~

著:小林秀之 版:日本評論社 2007.7

アドバンス民事訴訟法 中にはややハイレベルな設問もあるが、解答のヒントと参照文献が示されるので行き詰まることはない。体系に沿った概説を行いつつ、判例を用いて実践力を獲得する。基礎編と応用編の二段階構成で民事訴訟法を完全マスター。第一部の基礎編19講と第二部の応用編10講からなる。

事例分析ゼミ民事訴訟法

事例分析ゼミ民事訴訟法

著:小林秀之 版:法学書院 2007.12

事例分析ゼミ民事訴訟法 ながく受験新報上で告知されていた演習書がついにでました。

基本演習民事訴訟法

基本演習民事訴訟法

著:小島武司 小林学 版:信山社 2007.7

基本演習民事訴訟法 ここ数年来の中央大学法学部における民事訴訟法の講義やゼミにおいて用いた教材(レジュメ等の配布物や板垣)を再整理して作成した教材。民事訴訟法の重点項目に絞って、判例ベースの事例を数件取り上げ、現実の紛争解決プロセスの中で民事訴訟がどのように動いていくかを描く。具体的なイメージに即して手続法理を理解できるように書かれた演習書。

民事訴訟法の論争

民事訴訟法の論争

著:伊藤眞 加藤新太郎 山本和彦 版:有斐閣 2007.7

民事訴訟の論争 日常の学習において,個別論点の背景にある思想・論争にきちんと取り組む機会を得ることは難しい。本書では学界・実務の第一人者が,鼎談形式という親しみやすい構成で民事訴訟法の心髄に迫る。法科大学院時代に求められる真の学力を得るための一冊。注目されるその内容は、[1]民事訴訟の目的論 [2]訴訟物論 [3]判決効論 [4]証明責任論 [5]証明度・証拠論 [6]手続保障論 [7]和解論 [8]多数当事者論

伊藤真の判例シリーズ 民事訴訟法

伊藤真の判例シリーズ 民事訴訟法

著:伊藤真・伊藤塾 版:弘文堂 2009.1

伊藤真の判例シリーズ 厳選された重要判例90の読み方・学び方を、伊藤メソッドを駆使して伝授。各判例は、論点と結論、事実、裁判の経緯、判決の流れ、学習のポイント、判決要旨、伊藤真のワンポイント・レッスンの順にわかりやすく解説。試験に役立つ学習書に徹した判例ガイドの誕生。

民事訴訟法の争点

民事訴訟法の争点

著:伊藤眞 山本和彦 版:有斐閣 2009.4

民事訴訟法の争点 10年ぶりの改訂。知的財産訴訟、団体訴訟、専門委員ほか近時の法改正を反映する重要論点も織り込んだ。新シリーズ争点の憲法、民法、刑法につづいて刊行。ハイレベル。

基本判例 民事訴訟法 第2版

基本判例 民事訴訟法 第2版

著:上原敏夫・山本和彦・池田辰夫 版:有斐閣 2009.8

基本判例 民事訴訟法 有斐閣Sシリーズ(民事訴訟法)の執筆陣が精選した判例集。250件(初版)+30件(第2版)
 判例そのものの主要部分を可能な限り豊富に紹介。判旨の重要部分がはじめから太字で示してある。事実のまとめや図解はもちろん、参照条文・用語解説を脚注に掲載するなど、豊富な情報をコンパクトな一冊に収録。
 有斐閣Sシリーズと同じサイズで小さく持ち運びにはいいですが、解説がありません。百選解説は不要だという(方法論としての)見解に立つ場合でも、民訴だけは例外。学部の授業などで特に指定されないかぎり司法試験用としてはメインになりえない。