Category: 民法

[ 新着順 ] 民法分野の全ての本が新しい順に並んでいます。人気、おすすめ、注目の本は下位の細分化されたカテゴリー(ex. ○○法の基本書、○○法の論文対策…)で紹介しています。

民法の基礎1・2

民法の基礎1 総則 第3版

民法の基礎2 物権

著:佐久間毅 版:有斐閣 1:2008.3 2:2006.9

民法の基礎1民法の基礎2 1巻が法人法制の改正を受けて全面改訂第3版に。「民法総合事例演習」で参照文献として挙げられる。具体的事例から始まって、法律論とその展開方法を示す最近のトレンドに沿う内容。学習者の要求に応じて記述を段階的に区分けしているため、初学者から既習者までに対応。

 とくにすぐれた点。判例分析を反映した具体的な考慮要素まで記述されており、分厚い本ではないのに読み応えがある。Good。2巻物権編には担保物権法が含まれていない。

プラクティス債権総論 平野裕之

プラクティス債権総論

著:平野裕之 版:信山社 2005.4
良い買物をした新判例を加え解説がさらに充実

プラクティス債権総論 学習効果絶大。立法の経緯から始まって、従来の通説形成の過程と判例法理の解説。そして通説の行き詰まりと有力学説の分布。議論を克服する最先端へ。これはすごい。
 ページには小さめの文字がぎっしり詰まっているが、わかりやすい図解が助ける。比較法的な観点も交えつつ、立法の経緯からコンコンと解き明かしていくので、本当に理解できる。そのような真の理解は、記憶にこびりつくので、読破後の達成感と理解の深まりは他では体験できまい。同名の本で、潮見先生のプラクティス債権総論があるが、平野プラクティスの方がプラクティス感覚がある。

 

 平野先生が執筆されている体系書として「民法総合」というシリーズがある。判例が多く引用もかなり詳しいので便利に使えそうだが、しっかりした基本書(体系書)という以外には目新しさはない。1(総則),2(物権),4(債権総論)が続刊予定。とくに4の債権総論はプラクティス債権総論を改訂される予定であるとのこと。
 ■民法総合3(担保物権法)第2版
 ■民法総合5(契約法)
 ■民法総合6(不法行為法)第2版
 

特別講義 債権総論

特別講義 債権総論

著:田山輝明 版:法学書院 2009.5

特別講義 債権総論 早稲田大学大学院法務研究科教授。はじめに債権法全体の基礎をかかげ、債権総論の重要テーマにつき詳細に解説した。

講義 物権・担保物権法 安永正昭

講義 物権・担保物権法

著:安永正昭 版:有斐閣 2009.4

講義 物権・担保物権法 安永正昭 新刊注目。法制審議会で最近の民事基本立法に関わってきた民法学界第一線の研究者が、難解といわれる物権法・担保物権法のスタンダードな解釈を、重要判例や取引事例 を紹介しながらわかりやすく解説。2色刷りで叙述にメリハリをつけ、初学者から法科大学院生まで効率よく段階的に学習できるように工夫。出版社コメントまま。

物権法 第4版 山野目章夫

物権法 第4版

著:山野目章夫 版:日本評論社 2009.3

物権法 山野目章夫 最新の重要判例、文献、さらには図表、索引なども充実。法学部生、法科大学院生、実務家にも最適の体系書。

担保物権法 第3版

担保物権法 第3版

著:道垣内弘人 版:有斐閣 2008.1

担保物権法 第3版 丁寧な理論解説。担保物権法について、民法はもちろん民事執行法等も含めて体系的に解説してあります。担保物権分野の法解釈に執行実務が影響していることもわかります。抵当権の配当とか、譲渡担保等の法定外担保物権とかは、丸暗記ですませがち。様々な文献から、参照文献としてあげられることが最も多い信頼の置ける本で、調査官解説はもちろん各種判例解説による引用も最多でしょう。新司法試験に向けて本気で取り組むならこれできまり。京大の民法総合事例演習でも必読文献です。

家族法(新法学ライブラリ) 第3版

家族法(新法学ライブラリ) 第3版

著:二宮周平 版:新世社 2009.10

 定評あり。法科大学院での使用も想定されているため学説についても幅広く言及。各章に学習のポイント、確認用の練習問題を設けて独習者の使用にも配慮。新司法試験の家族法はこの一冊で必要十分。

民法判例百選Ⅰ・Ⅱ 第6版 (家族法第7版)

民法判例百選1 総則・物権 第6版

民法判例百選2 債権 第6版

家族法判例百選 第7版

編:中田裕康 潮見佳男 道垣内弘人 版:有斐閣 1:2009.5 2:2009.4
(家族法:水野紀子・大村敦志・窪田充見 2008.10)

民法判例百選Ⅰ民法判例百選Ⅱ 必携。基本書、演習書、判例解説など様々な文献から「百選Ⅰ45事件」等というように引用される定番中の定番。今回の第6版からは新編集体制になりました(中田裕康先生、潮見佳男先生、道垣内弘人先生)。掲載判例の選択基準をリーディングケース重視へと方針転換。それにともなって、収録判例が大幅に変更されています。正確な数字はお示しできませんが、ざっと見たところ、1/3くらいの判例が差し替え、変更されている印象です。

民法判例集1・2・3

民法判例集1 総則・物権

民法判例集2 担保物権・債権総論 第2版

民法判例集3 債権各論 第3版

著:内田貴 大村敦志 山田誠一 森田宏樹 瀬川信久 版:有斐閣 1:2001.4 2:2004.2 3:2008.3

 全部で判例500個ぐらいになります。複雑な事実関係の把握を助ける図版と判例法理についての解説がある。内田先生や大村先生の基本書とセットで学ぼう。

伊藤真の判例シリーズ 民法

伊藤真の判例シリーズ 民法

著:伊藤真 版:伊藤塾 2006.12

 入門。結論への論筋がわかりやすい。憲法で評判のよかった判例シリーズの第二弾。重要判例100コについて、論点と結論、事実、裁判の経緯、判決の流れ、学習のポイント、判決要旨、伊藤真のワンポイント・レッスンの順にわかりやすく解説。 できるかぎり判決原文を載せ、関連判例も積極的に取り上げることで、判例相互の関係を統一的に把握させる。勉強を始めたばかりの人は、この本から始めて「読み方」「学び方」を習得されてみてはどうか。

判例講義 民法1・2

判例講義 民法1 総則・物権

判例講義 民法2 債権

編:奥田昌道 安永正昭 池田真朗 版:悠々社 2005.5

 民法総則54判例、物権法74判例、債権法147判例を気鋭の研究者らが一貫した教育指針のもとに解説する。悠々社の判例集。特に講学上・試験対策上の重要な判例には思い切り3ページを割いて充実した解説が付されている。また関連判例と評釈への誘導が丁寧である。
 重要なポイント。統一した教育方針で編纂されているので、収録された全判例の解説文ひな形が共通している。そうすると、副次的な効果として二回目以降は超高速に回せる。事実関係と、一審から最高裁判決に至る事件の経緯、裁判所の判断の変遷も詳しくかつ明確にしてありわかりやすい。判例理論がとてもよくまとまっています。
 読みやすさはピカイチで、一押し判例集としてとりあげてきました。が、残念ながら改訂がされていません。最新判例の補充が必要になるので、予算が無限に使える人以外は、まず百選で。2009年5月、新しい民法百選(6版)がでました。

民法総合・事例演習 第2版

民法総合・事例演習 第2版

著:松岡久和 潮見佳男 山本敬三 版:有斐閣 2009.3

民法総合事例演習 第2版では、民法法人部分の改正に伴う一部修正と設問の追加がされた。同時に参考文献を最新版に改められた。

 激アツ。学会をリードする京大教授陣による民事法総合の実践的演習書です。設例事実の詳細な分析を行いつつ、法的に意味を持つ事実は何か、どのような主張ができるか、主張の根拠となる規定は何か、どのような抗弁が考えられるか、規定相互間の関係はどうかなど…。民事法学習のあり方を追求した全く新しい演習問題集。
 章ごとの長文事例問題(言い分方式等)を前提にして、たくさんの設問が並びます。事例を要件事実から説き起こし、争点・法的論点をあぶり出す。テーマごとに必読文献、必読判例、参考文献等が指定され、民事法1~3(日本評論社)、民法講義(山本)、プラクティス債権総論(潮見)等の最強本該当ページへのリンクがされる。予復習によって民法の主要範囲がほぼつぶせるという感じで、使い勝手は最上。京大ロースクールで行われている要件事実+民法の教育のためのレジュメが土台になっている本で、一部を除き答え・解答がついていません。

民事法1・2 民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座)

民事法1 民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座 1)

民事法2 商法・民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座 2)

編:遠藤賢治 塩崎勤 潮見佳男 田頭章一 升田純 飯村佳夫 家近正直 池田辰夫 窪田充見 潮見佳男 末永敏和 版:民事法研究会 1:2008.4 2:2008.4

 民事法 1 民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座 1) 遠藤 賢治、塩崎 勤、潮見 佳男、 田頭 章一 (単行本(ソフトカバー) - 2008/4) 民事法 2 商法・民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座 2) 飯村 佳夫、家近 正直、池田 辰夫、 窪田 充見 (単行本(ソフトカバー) - 2008/4) 民商融合問題対策。著名研究者・実務家が作問し解説した演習書。総合的な法的思考力を涵養する。
 第1巻は、民法と民事訴訟法の長文融合問題13問。第2巻は、会社法中心に商法と民法・民訴の長文融合問題11問。法科大学院教育に携わる研究者・実務家教員が作成した問題を、解説編で、気鋭の研究者・実務家らが解答へのアプローチと必要知識、思考枠組みを丁寧に解説する。
  1巻…(1)法律行為の無効と取消・管轄と移送 (2)無権代理・同時審判申出共同訴訟 (3)代理受領・過失相殺 (4)不動産の二重譲渡・裁判官の忌避 (5)物上代位・取立訴訟 (6)転用物訴権 (7)債権の準占有者に対する弁済 (8)債権者代位権・訴訟承継 (9)賃貸借における敷金関係・対抗要件 (10)請求権競合 (11)過失相殺と一部請求 (12)連帯債務・反射効 (13)公害訴訟
 2巻…(1)法人の不法行為責任 (2)表見責任(顕名主義)(3)瑕疵担保 (4)説明義務・錯誤・適合性の原則 (5)契約上の地位の移転と企業買収 (6)有価証券の善意取得・譲渡 (7)株主総会の瑕疵をめぐる問題 (8)共有株式の提訴権者、株式の相続と訴訟の承継 (9)法人格否認の法理と既判力・執行力 (10)株主権の濫用 (11)取締役の解任請求事件

民法の争点

民法の争点

編:内田貴 大村敦志 版:有斐閣 2007.9

 民法の争点(ジュリスト増刊 新・法律学の争点シリーズ (1) (単行本) ハイレベル。旧版から22年ぶりのリニューアルで、「新・法律学の争点」とシリーズ名を一新するとともに内容も新たに「民法の今」を考える項目を選定したという。立法・学説・判例の現在を記録し、さらに深く探求、最高レベルの学説の到達点が示されている。

もうひとつの基本民法Ⅰ・Ⅱ

もうひとつの基本民法Ⅰ

もうひとつの基本民法Ⅱ

著:大村敦志 版:有斐閣 1:2005.3 2:2007.10

もうひとつの基本民法もうひとつの基本民法 法学教室で連載されていた演習を単行本化したもの。内容は、重要かつ基本的な論点(二重譲渡、不能巡る問題~危険負担と解除、売買契約と瑕疵担保)をはじめとして、応用論点・発展的な問題(サブリース契約、複合契約、サービス契約、損害論、医療事故の過失の問題)も積極的に取り上げている。司法試験の論文試験には出題されにくいでしょうが、近隣関係を巡る問題や家族法の諸問題も面白いので息抜きになると思いますね。
 はじめに前提となる基本知識を確認し、次に問題の所在を丁寧に解説する。判例の分析と学説の状況を説いて、重要問題のポイントをわかりやすく解説してある。発展的な問題では参照すべき文献がたくさん挙げられているし、大村先生の基本書「基本民法」へのリファーも充実しているので、取り組みやすい演習書だと思う。読みやすいですよ!

試験対策講座 民法 全5巻

試験対策講座1 総則 第3版

試験対策講座2 物権法 第4版

試験対策講座3 債権総論 第3版

試験対策講座4 債権各論 第3版

試験対策講座12 親族相続 第2版

著:伊藤真・伊藤塾 版:弘文堂 1:2008.11 2:2009.4 3:2009.10 4:2009.10 12:2009.6

伊藤真試験対策講座1 民法総則 (単行本) 伊藤真試験対策講座2 物権法 (単行本) 伊藤真試験対策講座3 債権総論 (単行本) 伊藤真試験対策講座4 債権各論 (単行本) 伊藤真試験対策講座12 親族・相続 受験界カリスマ講師の著、シケタイと呼ばれる。伊藤塾の講座テキストを一般書籍にしたもので、業界ベストセラーである。基本概念、重要判例、本試験過去問等、重要ポイントにメリハリをつけて独習できるテキストで、混乱しがちなところを優しく語りかけるような仕掛けもあるので、始めて法律の勉強をする方でも読みこなせるはずです。
 定期的に改訂されており、法改正と重要判例・最新判例にも対応する。最新の司法試験択一問題・論文問題を追加するなど、ますますパワーアップ。実践的で、司法試験受験生の導入として最適。学部試験対策や各種国家試験対策としても広く用いられる。論証カードやフロチャートは好みが分かれるが、初学者がメリハリをつけて学習するのに向いている。試験対策講座を通読すれば、もはや入門講座は不要であろう。横書き、2色刷。

C-book 民法 全5巻

C-Book 民法1 総則 第3版

C-Book 民法2 物権 第3版

C-Book 民法3 債権総論 第4版

C-Book 民法4 債権各論 第3版

C-Book 民法5 親族相続 第2版

著:LEC 版:東京リーガルマインド 1:2009.7 2:2005.4 3:2009.11 4:2009.10 5:2005.10

 C‐Book 民法〈1〉総則 (PROVIDENCEシリーズ)  C‐Book 民法〈2〉物権 (PROVIDENCEシリーズ) (単行本) C‐Book 民法〈3〉債権総論 (PROVIDENCEシリーズ) (単行本) C‐Book 民法〈4〉債権各論 (PROVIDENCEシリーズ) (単行本) C‐Book 民法〈5〉親族・相続 (PROVIDENCEシリーズ) (単行本) 

 LECの予備校本。司法制度改革・司法試験改革によって、最近のLECは「新」司法試験対策講座では元気がない。しかし、旧司法試験時代からのノウハウの蓄積は健在である。新司法試験の選択科目では予備校本のデキが総じて良くないが、基本6法の完成度は変わらない。適宜挿入される図表が、複雑な民事法律関係の理解を助ける。民法では関係人物が複数登場するが、初学者が文字だけでは理解しにくいところも、あっさり理解できる。
 C-Bookシリーズは、伊藤塾のシケタイに触発されて出版されたという出自があるため(いわば後出しじゃんけん的要素)、シケタイよりもデキが良いと評価する者も多い。平成16年の民法現代化に完全対応するための一斉改訂。最新判例もフォロー完了。軽くて持ち運びに便利(紙質が薄いから?)。しかも、重要なポイントがあって、類書に比べてダントツに安い。横書き、2色刷。

論点別ステップアップシリーズ 民法 第2版

論点別ステップアップシリーズ 民法 第2版 

著:伊藤真・伊藤塾 版:弘文堂 2005.6

論点別ステップアップシリーズ 民法 法科大学院未修者、法学部1年生にもおすすめのコンパクトな入門的論点学習書です。法律を学びたいが、何だか抽象的でよくわからない、「基本が大事」なのはわかっているが、何が基本なのだろう。そんな戸惑いや疑問をもっている、これから法律を学ぼうとしている受験生・法学部学生に最適の自習用テキストシリーズです!
 平成15年および16年改正をふまえ、論点の差し替えも行った。民法の現代語化に対応させるとともに、判例の解説をよりわかりやすくした。巻末の「テーマ別出題一覧表」では、法科大学院入試や平成以降の現行司法試験に出題されたテーマについて、本書該当箇所へのリンクがされていて便利。
 法律学習の最重要ポイントをおさえた独習用で、抽象的な議論も一読了解でスルスルと頭に入ってきます。苦手科目の克服に!

デバイスネオ 民法総則・物権・債権・親族相続

デバイスネオ 民法1 総則・物権

デバイスネオ 民法2 債権・親族・相続

編著:新保義隆・Wセミナー 版:早稲田経営出版 2009.2

デバイスネオ民法1デバイスネオ民法2 そもそも「デバイス」は、旧司法試験時代の2年合格システムで有名だった基礎講座のテキストで、合格者のサブノートを材料にして作られたものです。それが一般書籍化され、やがて小型化され(コンパクトデバイス)、このたび、再度B5版にサイズアップされました。
 新保先生の執筆された他の参考書との融合も図られ、最新重要判例を補充し、巻末にはシケタイやC-bookと同様に論証例を掲載した。コンパクトデバイスとの比較で、サイズが大きくなった分だけ書込スペースが増えた。論証例が後ろにまとめられたことも相まって読みやすいものになった。ロースクール入試・学部期末試験・公務員試験対策の参考書としても使われている人気のシリーズです。

論文基礎力養成講座 民法

論文基礎力養成講座 民法

著:柴田孝之 版:日本実業出版 2005.9

<司法試験機械的合格法> 論文基礎力養成講座 民法 論証における問題の所在がどこか、その論証をどう使うのかをまず理解し、続けて論証を実際に使う例題を出題して解説・解答例を掲載。司法試験合格に必須の論証知識を素早く脳裏にインプット。特に重要な論点については上級問題を出題したり、発展事項の論証も紹介する。論証から問題集への移行がスムーズにでき、どんな問題でその論証を使うかを明らかにした新しいコンセプトの論証+問題集。
 知ってるのに書けない、何となく書けるけど点数が伸びない、他の人と同じ事を書いているつもりが評価が低い、そんなあなたの処方箋。

新論文過去問 (旧司法試験過去問 平成19年度版)

新論文過去問 (旧司法試験過去問 平成19年度版)

著:Wセミナー 版:早稲田経営出版 2007.11

新論文過去問集民法 平成19年度版 (2007) (司法試験シリーズ) 昭和38年度から平成19年度までの論文本試験に出題された問題、解説及び答案集です(旧司法試験)。
 過去問は、司法試験において要求される事項の枠(範囲・程度)がどのようなものであるかを知る上で極めて適切な資料となる。また、本試験の問題は、過去に出題された内容の繰り返しが多く、過去問を十分に分析しておけば、出題の形式や事例を変えて出題されたとしても、慌てることなく必ず他より抜きん出た答案を書くことができるだろう。
 年度別ではなく、体系別に編集してあるので。基本書と併行して過去問を検討しやすく、どのような事項が、どの程度、本試験で問われているか、また、どの分野が繰り返し出題されているかを認識することができる。

新司法試験論文えんしゅう本 民法

新司法試験論文えんしゅう本 民法

著:辰巳法律研究所 版:辰巳法律研究所 2008.7

新司法試験論文えんしゅう本 3 刷新。書名に「新司法試験」を冠した。インプットとアウトプットを同時に行うという「IO事例本」の後継「えんしゅう本」をさらに改良。問題数は基礎作りにちょうど良い量。流れよく高速に回せるのが良い。論点ブロックを暗記する勉強法がどうも不向きだという人は試してみるといい。
 新司法試験の超長文事例問題対策というものではなく、重要・典型論点を扱った論文問題集であり、いわば旧司法試験タイプの問題集である。ロースクール定期試験、学部試験、公務員試験、ロースクール入試、旧司法試験などには十分なパフォーマンスである。「合格者の目」「ワンポイント・アドバイス」なども充実。

論文基本問題 民法120選 第3版

論文基本問題 民法120選 第3版

著:Wセミナー・新保義隆 版:早稲田経営出版 2008.10

論文基本問題民法120選  司法試験・公務員試験などの各種の国家試験の論文試験(記述式試験)対策のために編集された参考答案集。この本だけで典型論点の大半はつぶすことができ、基礎力養成に良い。問題数が多いので、論点の網羅性とコストパフォーマンスに優れている。典型的な問題の典型的な答え方を、統一感のある解答例でマスターする。
 体裁も良く、まず見開き2頁で問題文とシンプルかつビジュアルな解説。「1.目で見る論点」「2.論点の流れ」「3.答案作成上のアドバイス」で答案作成に必要な知識を整理。 入り組んだ論点は図表を使って整理するなどの読み進めやすい工夫もある。あっさりした解説だがこれでもスタンダード100と比べると論点解説は充実している。
 ページをめくると次の見開 き2頁で参考答案。答案は、一応の建前上、新保先生が全答案を手直ししていることになっているので、答案表現や学説もある程度統一されている。
 法律学の論文答案は、科目ごとに特有の論理展開が あり独特の表現・言回しがあるので、基本事項を理解していても、いざ論文答案を書こうとすると相当難しい。そこで、この本は、典型問 題を中心に国家試験に出題されそうな問題をできるだけとりいれて、受験生にとって参考となる答案を作成し、簡単な解説を付してある。事例問題と一行問題が半々くらいでやや事例問題が多い。

論文合格答案集スタンダード100民法 2010年版

論文合格答案集スタンダード100民法 2010年版

著:Wセミナー 版:早稲田経営出版 2009.10

司法試験論文合格答案集スタンダード100 合格者が制限時間内に書き上げた現実的な答案をたたき台にして、答案ファイル集にまとめたのがこのシリーズ。旧司法試験論文過去問の重要問題、新司法試験の過去問および今後出題の予想される論点を含む問題で構成される。問題数は130前後あり、版を重ねるごとに充実してきた。
 見開きで短期合格者による参考等案を掲載。合格レベルにある受験生が実際に1時間で書ける合格答案のレベルを肌で感じることができる。かつて一世を風靡した井藤公量弁護士提唱のP&C方式にも沿う内容。論文基本問題120選と比べると答案のデキがよいものが多い。答案作成上の注意点や書き方のコツにフォーカスしたコメントが特徴だが、論点、学説、判例についての解説は「無い」といってよいほど簡素。
 今回の改訂から第○版というのをやめて2010年版と称するようになった。毎年アップデートしていくということだろう。

貞友民法LIVE過去問解説講義 決定版―司法試験

貞友民法LIVE過去問解説講義 決定版―司法試験

著:貞友義典 版:辰巳法律研究所 2002.2

 目から鱗と評判のシリーズ。この度、受験生、法科大学院生の熱い要望により、辰巳法律研究所からオンデマンド版で復刻しました。アマゾンマーケットプレイスの中古本かオンデマンド出版の安い方をゲットしよう。ライブ本シリーズ(棟居憲法、貞友民法、伊藤民法、石山会社法、田邊手形法、和田民訴、安冨刑訴)のがすべてスタンバイです(^^)/

新版 合格レベル答案再現集H1~15年度 民法

新版 合格レベル答案再現集H1~15年度 民法

著:貞友義典 版:辰巳法律研究所 2004.5

 平成元~15年度のA答案を再現。合格者のレベルを知ることで到達するべきゴールが見える。しばらく絶版でしたが、こちらも辰巳法律研究所のオンデマンド出版で復刻しているようです。

新司法試験短答過去問パーフェクト 民法

新司法試験短答過去問パーフェクト 民法

著:辰已法律研究所 版:辰巳法律研究所 2009.12

辰巳 択一過去問 新司法試験に出題された択一過去問を完全収録し、解説を加えている。辰巳の択一過去問の解説は従来から定評がある。試験直後に集めている再現データは最大規模で、随一といってよい。それを活かした正答率データが載せられている。
 主要な基本書該当箇所のほかに「条文判例本」の該当ページも載っているので、利用者にはうれしい。辰巳の過去問は、問題と解答がページの表裏になっているので、普通に解いて、普通に解答を見るという使い方をするならこちらでしょう。全7冊18,060円。

新司法試験体系別短答式過去問集

新司法試験体系別短答式過去問集

著:Wセミナー 版:早稲田経営出版 2009.9

択一過去問 Wセミナーの択一過去問集で、「サンプル問題」で出題されたものから、最新のものまで掲載。7科目で4分冊、2色刷の解説、全問について難易度を4段階で示す。全4冊そろえると、12,810円になる。

肢別本 民法1 民法2 平成21年版 2分冊

肢別本 民法1 平成21年版

肢別本 民法2 平成21年版

著:辰巳法律研究所 版:辰巳法律研究所 2009.11

肢別本民法上肢別本民法下  旧司法試験時代から毎年1万部を売り上げる人気シリーズで、 「あしべつぼん」と読む。
 司法試験択一式試験問題を、選択肢毎にバラして、一問一答の○×形式問題集に再編成したもので、細切れ時間のインプットや、直前期のラストスパート・総仕上げのチェックに使う人が多い。もちろん、直前期にあらずとも基本書やテキストを読みながら同時並行的に本書を用いて問題演習することで、メリハリの効いたインプットができる。ロースクール在籍中は、予復習や課題に追われるため、本書で賢く択一対策をやりたいところだ。
 肢別本が人気の理由は、勉強しやすい体系順の配列であること。解説がコンパクトでありながら正確であること。参照文献情報が定番基本書とリンクしていること。持ち運びしやすいB6サイズなこと等。
 他の予備校から競合商品も出ているが、参考文献が予備校本だけだったり、問題数が少なかったり、間違いの選択肢をすべて正しく言い換えていたりと欠点が多い。

完全整理択一六法 民法 2010年版

完全整理択一六法 民法 2010年版

著:LEC 版:東京リーガルマインド 2009.9

司法試験 完全整理択一六法民法 登場時から完成度が高く、カンタクと略して呼ばれることもある。横書きに色刷で人気がある。新司法試験の出題傾向も新たに盛り込み、新・旧司法試験対応を謳う。
 コンパクトなB6サイズで持ち運びに便利です。大量の図表を用い難解な論理関係をわかりやすく解説。これで通説判例をきっちり覚えよう。普段からサブノート的に使うのも良いし、最後の整理にも良い。とくに民法では「完全」「整理」という名前に負けていない。