Category: 民法の択一対策

司法試験の択一式試験(短答式試験)の過去問集や問題集のほか、択一式試験のために知識を整理するべく開発されたツール群を紹介しています。

新司法試験短答式体系別問題集 民事系

新司法試験短答式体系別問題集 民事系

著:中央大学真法会 版:法学書院 2009.10

新司法試験短答式体系別問題集民事系 平成18~21年(第1~4回)の新司法試験本試験問題・プレテスト問題全問収録した択一過去問集。従来は見開き2頁で、左に問題、右に解答というスタイルだったのでどんどん読み進められた。問題数が増えた今回からは問題編と解説編の2分冊に変更されたのが少し残念。
 机が狭い人でもブックスタンドを活用するなどすれば、問題→即解説という高速回転が引き続き可能である。3法系をそろえても9,870円と格安である。

新司法試験短答過去問パーフェクト 民法

新司法試験短答過去問パーフェクト 民法

著:辰已法律研究所 版:辰巳法律研究所 2009.12

辰巳 択一過去問 新司法試験に出題された択一過去問を完全収録し、解説を加えている。辰巳の択一過去問の解説は従来から定評がある。試験直後に集めている再現データは最大規模で、随一といってよい。それを活かした正答率データが載せられている。
 主要な基本書該当箇所のほかに「条文判例本」の該当ページも載っているので、利用者にはうれしい。辰巳の過去問は、問題と解答がページの表裏になっているので、普通に解いて、普通に解答を見るという使い方をするならこちらでしょう。全7冊18,060円。

新司法試験体系別短答式過去問集

新司法試験体系別短答式過去問集

著:Wセミナー 版:早稲田経営出版 2009.9

択一過去問 Wセミナーの択一過去問集で、「サンプル問題」で出題されたものから、最新のものまで掲載。7科目で4分冊、2色刷の解説、全問について難易度を4段階で示す。全4冊そろえると、12,810円になる。

完全整理択一六法 民法 2010年版

完全整理択一六法 民法 2010年版

著:LEC 版:東京リーガルマインド 2009.9

司法試験 完全整理択一六法民法 登場時から完成度が高く、カンタクと略して呼ばれることもある。横書きに色刷で人気がある。新司法試験の出題傾向も新たに盛り込み、新・旧司法試験対応を謳う。
 コンパクトなB6サイズで持ち運びに便利です。大量の図表を用い難解な論理関係をわかりやすく解説。これで通説判例をきっちり覚えよう。普段からサブノート的に使うのも良いし、最後の整理にも良い。とくに民法では「完全」「整理」という名前に負けていない。

新司法試験 条文判例本 民法 1・2 2分冊

新司法試験 条文判例本 民法1巻 平成22年版 (シリーズ中の3)

新司法試験 条文判例本 民法2巻 平成22年版 (シリーズ中の4)

 

著:辰巳法律研究所 版:辰巳法律研究所 2010.8

 

新司法試験条文・判例本新司法試験条文・判例本 辰巳法律研究所の新司法試験択一試験対策、択一六法。2年目の今年は、ワンサイズ小さくなり(B6サイズ)、2色刷に変更された。 最新の法改正、重要判例、重要論点を完全フォロー。直前期の択一対策に有用であることはもちろん、論文試験にも利用したい。
 メリハリづけの更なる工夫。過去に出題したことがすぐにわかる出たマークと、次回の出題が強く予想される出るマークがついた。

 

民法の条文判例本は、要件事に、効果毎に項目だててある。そして、要件毎、効果毎に、論点知識や過去問出題知識が整理されていて良い。ブロックダイアグラムによる要件事実の整理まである。辰巳では、合格水準のあるいは合格間近のロー生受験生が働いているので、ニーズ把握ができており良い本ができる地合が整っている。

肢別本 民法1 民法2 平成21年版 2分冊

肢別本 民法1 平成21年版

肢別本 民法2 平成21年版

著:辰巳法律研究所 版:辰巳法律研究所 2009.11

肢別本民法上肢別本民法下  旧司法試験時代から毎年1万部を売り上げる人気シリーズで、 「あしべつぼん」と読む。
 司法試験択一式試験問題を、選択肢毎にバラして、一問一答の○×形式問題集に再編成したもので、細切れ時間のインプットや、直前期のラストスパート・総仕上げのチェックに使う人が多い。もちろん、直前期にあらずとも基本書やテキストを読みながら同時並行的に本書を用いて問題演習することで、メリハリの効いたインプットができる。ロースクール在籍中は、予復習や課題に追われるため、本書で賢く択一対策をやりたいところだ。
 肢別本が人気の理由は、勉強しやすい体系順の配列であること。解説がコンパクトでありながら正確であること。参照文献情報が定番基本書とリンクしていること。持ち運びしやすいB6サイズなこと等。
 他の予備校から競合商品も出ているが、参考文献が予備校本だけだったり、問題数が少なかったり、間違いの選択肢をすべて正しく言い換えていたりと欠点が多い。

成川式 マトリックス六法 民法

成川式 マトリックス六法 民法 

 

著:成川豊彦 版:PHP研究所 2010.9

 

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情報量膨大。

旧司法試験時代からの「なりたん」「なりたく」「成川式択一六法」などの新しいバージョン。択一過去問に出題された選択肢の知識まで書かれてある。正誤問題の誤りの知識が、「~が~というのは誤り」等と書いてある。過去問で問われた条文知識や判例知識だけではなく、過去問で出題された事例へのあてはめまで網羅的に書いてある。これはつまり、条文の趣旨や基本判例の知識から演繹するトレーニングが想定されておらず、過剰なまとめ本といえるだろう。

 

ズレ。

択一試験が3科目から7科目に増え、旧司法試と比べると要求される知識のレベルと広さが変わっている。旧司法試験時代からの蓄積知を廃刊にするには惜しいものの、情報量が多すぎるこの本のニーズがどの程度あるかわからない。

 

 

 

出版社による公式説明等

民法を逐条式に、条文、趣旨、要件・効果、問題点の順で解説。「成川式」マトリックス(図表)を多数使用した、わかりやすい表現。出題される範囲として、 優先順位の高いものと低いものを峻別。新司法試験と旧司法試験の択一式(短答式)試験の過去問をすべて分析。論点を明確にして、新司法試験・予備試験の論 文式試験にも役立つ内容。

司法試験 完全整理択一六法 民法 2011年版 LEC

司法試験 完全整理択一六法 民法 2011年版 

 

著:LEC東京リーガルマインド 2010.9

 

title出版社による公式説明等

徹底した判例と条文の理解・記憶のために!逐条型受験用六法「完択」シリーズ。2011年版民法です! 平成22年上半期までの重要判例の掲載と法改正を反映。受験用六法の用途のほかに、短答式試験で必要な条文・判例・過去問といった情報を、図表・判例索引などを用い、みやすく整理することで、効率的な受験勉強を可能としました。重要基本論点のポイント解説や全体構造の把握を盛り込み、全体的に大胆なメリハリを付け、効率的な学習ができるように工夫しています。また2010年度本試験結果を分析して、2011年度の出題範囲を予測するなど、より新司法試験受験者のニーズに沿った内容になっています。 司法試験のみならず他資格受験生にも、わかりにくい民法を攻略する第1歩としておすすめします。

わかりやすい項目立て・図表で、短答式試験合格に必要な情報を完全整理。新司法試験過去問・判例情報が一目瞭然。巻末に借地借家法を収録。百選(民法・家族法)・一般法人法に完全対応。

新司法試験体系別短答式過去問集2 民事系1 民法 2011年版 Wセミナー

新司法試験体系別短答式過去問集2 民事系1 民法 2011年版 

 

著:Wセミナー 版:早稲田経営出版 2010.10

 

title出版社による公式説明等

サンプル問題・プレテスト・平成18~22年の本試験問題を体系別に収録。

 

全過去問を体系順に並べ替えてあります

(全過去問を年度別に編集したものもWセミナーからでています)

司法試験短答六法3 民事系・民法 2011年版 Wセミナー

司法試験短答六法3 民事系・民法 2011年版 

 

著:Wセミナー 版:早稲田経営出版 2010.9

 

title出版社による公式説明等

百選・重判から平成22年の最新判例まで完全フォロー。新旧司法試験の過去問情報を掲載。要件事実についても徹底解説。

伊藤塾試験対策問題集 短答 民法

伊藤塾試験対策問題集 短答 民法 2010.8  

 

title出版社による公式説明等

短答式試験合格に必須の基本的知識がこの1冊で体系的に修得できるシケタイの実践篇問題集。伊藤塾オリジナル問題から厳選した正答率の高い良問を繰り返し解き、完璧にマスターすれば、知識の穴がなくせる。本試験の問題形式に慣れ、あわせて解答のリズムを作る訓練に最適。

 

評価

過去問制覇の次に

択一過去問集 旧司法試験 平成20年度版 上下巻

択一過去問集 旧司法試験 平成20年度版(上)

択一過去問集 旧司法試験 平成20年度版(下)

著:Wセミナー 版:早稲田経営出版 2008.9

択一過去問集民法 平成20年度版 上 択一過去問集民法 平成20年度版 下 昭和57年から平成20年までに出題された旧司法試験全過去問を収録!全問について、2色刷のわかりやすい解説を掲載。体系的に分類し並べ替えるとともに、肢ごとにわかりやすい解説を付して、過去問学習をより効率的にできるようにしたものです。
 旧司法試験択一過去問の演習という苦行ともいうべき経験が法科大学院既修者枠の底力を養ったといえるでしょう。未修者が授業の進行に併せて択一過去問を解くという光景がよくみられるのも当然なのでしょう。この過去問という旧司法試験の資源を活かすも殺すもあなた次第。LECのものが、年度別・体系順というイマイチな編纂であること、辰巳のものが改訂されないことの2点から、網羅的な過去問集として他に選択肢はない。

新多肢択一式問題集 民法 第2版

新多肢択一式問題集 民法 第2版

著:Wセミナー 版:早稲田経営出版 2008.12

 過去問が充実してきたので、新作問題集の優先度は下がった。苦手科目、苦手分野、苦手な形式の演習に使う限度か。

 充実。新司法試験向けの択一問題集のなかでは、コストパフォーマンス(問題単価)は最大と思われる。当初3法系で分冊されていたが、7科目7分冊である。絶対的な問題数が不足していた新司法試験黎明期は利用者が多かった。しかし、新司法試験がすでに3回実施されたことで、「当然に検討しておくべき」とされる過去問の分量が増えた。今はもう、問題集まで手が回る人はほとんどいないのではないだろうか。