Category: 民法の判例集・演習書

判例集、学者系演習書、法科大学院演習用教科書(ケースブック)を紹介しています。定番、おすすめ、人気の本が上から並んでいます。

民法判例百選Ⅰ・Ⅱ 第6版 (家族法第7版)

民法判例百選1 総則・物権 第6版

民法判例百選2 債権 第6版

家族法判例百選 第7版

編:中田裕康 潮見佳男 道垣内弘人 版:有斐閣 1:2009.5 2:2009.4
(家族法:水野紀子・大村敦志・窪田充見 2008.10)

民法判例百選Ⅰ民法判例百選Ⅱ 必携。基本書、演習書、判例解説など様々な文献から「百選Ⅰ45事件」等というように引用される定番中の定番。今回の第6版からは新編集体制になりました(中田裕康先生、潮見佳男先生、道垣内弘人先生)。掲載判例の選択基準をリーディングケース重視へと方針転換。それにともなって、収録判例が大幅に変更されています。正確な数字はお示しできませんが、ざっと見たところ、1/3くらいの判例が差し替え、変更されている印象です。

民法判例集1・2・3

民法判例集1 総則・物権

民法判例集2 担保物権・債権総論 第2版

民法判例集3 債権各論 第3版

著:内田貴 大村敦志 山田誠一 森田宏樹 瀬川信久 版:有斐閣 1:2001.4 2:2004.2 3:2008.3

 全部で判例500個ぐらいになります。複雑な事実関係の把握を助ける図版と判例法理についての解説がある。内田先生や大村先生の基本書とセットで学ぼう。

民事法1・2・3 日本評論社 全3巻 編:鎌田薫 加藤新太郎 須藤典明 中田裕康 三木浩一  大村敦志

民事法1 総則・物権 第2版 2010.4 

民事法2 担保物権・債権総論 第2版 2010.5 

民事法3 債権各論 第2版 2010.6 

 

民事法1民事法2民事法3 GodJob!

 民法と民事訴訟法の両面から光をあてる。新司法試験を意識した極めて実践的な演習書。実体法と訴訟法が有機的に関連づけられ、理論と実務の双方から検証される。民法・民事訴訟法の研究者と実務家(司法研修所教官、裁判官)の共同作業により、「設問」「解説」「問題の背景」の構成で、より深く理解ができるよう工夫。

 

独習OK!
 法科大学院で「民事法総合演習」のテキストに指定されることが想定されている本ですが、所属するロースクールで採用されてなくても大丈夫。本書は独習用にも使えるように書かれています。「独習用」を謳うだけあってこの本はひと味もふた味も違います。判例の事案と判旨を載せて、難しい問いが並んでいるだけの多くのケースブック・演習書とは一線を画する。一つの事例を、理論と実務の双方から検証していく。解説がいちいち分かりやすく丁寧で、これまで点ですぎなかった民法と民事訴訟法の論点が、線によって有機的につながります。絶賛しすぎているが、これはマジ。

 

改訂第2版、「民事訴訟法手続と設問との関連一覧」がつきました。

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民法総合・事例演習 第2版

民法総合・事例演習 第2版

著:松岡久和 潮見佳男 山本敬三 版:有斐閣 2009.3

民法総合事例演習 第2版では、民法法人部分の改正に伴う一部修正と設問の追加がされた。同時に参考文献を最新版に改められた。

 激アツ。学会をリードする京大教授陣による民事法総合の実践的演習書です。設例事実の詳細な分析を行いつつ、法的に意味を持つ事実は何か、どのような主張ができるか、主張の根拠となる規定は何か、どのような抗弁が考えられるか、規定相互間の関係はどうかなど…。民事法学習のあり方を追求した全く新しい演習問題集。
 章ごとの長文事例問題(言い分方式等)を前提にして、たくさんの設問が並びます。事例を要件事実から説き起こし、争点・法的論点をあぶり出す。テーマごとに必読文献、必読判例、参考文献等が指定され、民事法1~3(日本評論社)、民法講義(山本)、プラクティス債権総論(潮見)等の最強本該当ページへのリンクがされる。予復習によって民法の主要範囲がほぼつぶせるという感じで、使い勝手は最上。京大ロースクールで行われている要件事実+民法の教育のためのレジュメが土台になっている本で、一部を除き答え・解答がついていません。

新・論点講義シリーズ 民法

新・論点講義シリーズ 民法総則 2008.4

著:後藤巻則 山野目章夫 版:弘文堂 2008.4

新・論点講義シリーズ 担保物権法・民事執行法 2008.6

著:小林秀之 山本浩美 版:弘文堂 2008.6

新・論点講義シリーズ 債権総論 2010.3

著:本田純一 小野秀誠

新・論点講義シリーズ 債権各論 2010.5

著:本田純一

民法総則 [新・論点講義シリーズ4] 担保物権法・民事執行法 (新論点講義シリーズ5) 新論点講義シリーズ 債権総論 新・論点講義シリーズビジュアル系。具体的な事例をもとに考えるケース・スタディ方式で基礎知識の確認と学説判例の整理。最終到達点の模範解答の書き方まで学べます。

 

 担保物権と民事執行法をセットにしたのは◎。民事執行法の要点と実務的な視点も盛り込まれ、担保権が執行される場面の理解ができる。それにによって、担保権を設定する場面の真の理解につながる。豊富な図解、2色刷で、法科大学院生はもちろんのこと、本格的に法律の勉強を始めた学部生も。

民法基本判例集 第3版

民法基本判例集 第3版 

 

著:遠藤浩 川井健(編集) 版:勁草書房 2010.12

 

title出版社による公式説明等

 

ダットサン民法に対応した判例学習の決定版。民法全編の重要判例を収録し、事実と判旨のみでコンパクトに解説。6件の判例を追加。

判例プラクティス民法 1・2・3 編:松本恒雄 潮見佳男

判例プラクティス民法1 編:松本恒雄 潮見佳男 2010.4  

判例プラクティス民法2 編:松本恒雄 潮見佳男 2010.7  

判例プラクティス民法3 編:松本恒雄 潮見佳男 2010.9  

 

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伊藤真の判例シリーズ 民法

伊藤真の判例シリーズ 民法

著:伊藤真 版:伊藤塾 2006.12

 入門。結論への論筋がわかりやすい。憲法で評判のよかった判例シリーズの第二弾。重要判例100コについて、論点と結論、事実、裁判の経緯、判決の流れ、学習のポイント、判決要旨、伊藤真のワンポイント・レッスンの順にわかりやすく解説。 できるかぎり判決原文を載せ、関連判例も積極的に取り上げることで、判例相互の関係を統一的に把握させる。勉強を始めたばかりの人は、この本から始めて「読み方」「学び方」を習得されてみてはどうか。

判例講義 民法1・2

判例講義 民法1 総則・物権

判例講義 民法2 債権

編:奥田昌道 安永正昭 池田真朗 版:悠々社 2005.5

 民法総則54判例、物権法74判例、債権法147判例を気鋭の研究者らが一貫した教育指針のもとに解説する。悠々社の判例集。特に講学上・試験対策上の重要な判例には思い切り3ページを割いて充実した解説が付されている。また関連判例と評釈への誘導が丁寧である。
 重要なポイント。統一した教育方針で編纂されているので、収録された全判例の解説文ひな形が共通している。そうすると、副次的な効果として二回目以降は超高速に回せる。事実関係と、一審から最高裁判決に至る事件の経緯、裁判所の判断の変遷も詳しくかつ明確にしてありわかりやすい。判例理論がとてもよくまとまっています。
 読みやすさはピカイチで、一押し判例集としてとりあげてきました。が、残念ながら改訂がされていません。最新判例の補充が必要になるので、予算が無限に使える人以外は、まず百選で。2009年5月、新しい民法百選(6版)がでました。

民事法1・2 民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座)

民事法1 民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座 1)

民事法2 商法・民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座 2)

編:遠藤賢治 塩崎勤 潮見佳男 田頭章一 升田純 飯村佳夫 家近正直 池田辰夫 窪田充見 潮見佳男 末永敏和 版:民事法研究会 1:2008.4 2:2008.4

 民事法 1 民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座 1) 遠藤 賢治、塩崎 勤、潮見 佳男、 田頭 章一 (単行本(ソフトカバー) - 2008/4) 民事法 2 商法・民法・民事訴訟法 (ロースクール演習講座 2) 飯村 佳夫、家近 正直、池田 辰夫、 窪田 充見 (単行本(ソフトカバー) - 2008/4) 民商融合問題対策。著名研究者・実務家が作問し解説した演習書。総合的な法的思考力を涵養する。
 第1巻は、民法と民事訴訟法の長文融合問題13問。第2巻は、会社法中心に商法と民法・民訴の長文融合問題11問。法科大学院教育に携わる研究者・実務家教員が作成した問題を、解説編で、気鋭の研究者・実務家らが解答へのアプローチと必要知識、思考枠組みを丁寧に解説する。
  1巻…(1)法律行為の無効と取消・管轄と移送 (2)無権代理・同時審判申出共同訴訟 (3)代理受領・過失相殺 (4)不動産の二重譲渡・裁判官の忌避 (5)物上代位・取立訴訟 (6)転用物訴権 (7)債権の準占有者に対する弁済 (8)債権者代位権・訴訟承継 (9)賃貸借における敷金関係・対抗要件 (10)請求権競合 (11)過失相殺と一部請求 (12)連帯債務・反射効 (13)公害訴訟
 2巻…(1)法人の不法行為責任 (2)表見責任(顕名主義)(3)瑕疵担保 (4)説明義務・錯誤・適合性の原則 (5)契約上の地位の移転と企業買収 (6)有価証券の善意取得・譲渡 (7)株主総会の瑕疵をめぐる問題 (8)共有株式の提訴権者、株式の相続と訴訟の承継 (9)法人格否認の法理と既判力・執行力 (10)株主権の濫用 (11)取締役の解任請求事件

民法の争点

民法の争点

編:内田貴 大村敦志 版:有斐閣 2007.9

 民法の争点(ジュリスト増刊 新・法律学の争点シリーズ (1) (単行本) ハイレベル。旧版から22年ぶりのリニューアルで、「新・法律学の争点」とシリーズ名を一新するとともに内容も新たに「民法の今」を考える項目を選定したという。立法・学説・判例の現在を記録し、さらに深く探求、最高レベルの学説の到達点が示されている。

もうひとつの基本民法Ⅰ・Ⅱ

もうひとつの基本民法Ⅰ

もうひとつの基本民法Ⅱ

著:大村敦志 版:有斐閣 1:2005.3 2:2007.10

もうひとつの基本民法もうひとつの基本民法 法学教室で連載されていた演習を単行本化したもの。内容は、重要かつ基本的な論点(二重譲渡、不能巡る問題~危険負担と解除、売買契約と瑕疵担保)をはじめとして、応用論点・発展的な問題(サブリース契約、複合契約、サービス契約、損害論、医療事故の過失の問題)も積極的に取り上げている。司法試験の論文試験には出題されにくいでしょうが、近隣関係を巡る問題や家族法の諸問題も面白いので息抜きになると思いますね。
 はじめに前提となる基本知識を確認し、次に問題の所在を丁寧に解説する。判例の分析と学説の状況を説いて、重要問題のポイントをわかりやすく解説してある。発展的な問題では参照すべき文献がたくさん挙げられているし、大村先生の基本書「基本民法」へのリファーも充実しているので、取り組みやすい演習書だと思う。読みやすいですよ!