Category: 刑事訴訟法の判例集・演習書

判例集、学者系演習書、法科大学院演習用教科書(ケースブック)を紹介しています。定番、おすすめ、人気の本が上から並んでいます。

刑事訴訟法 判例百選

刑事訴訟法 判例百選

編:井上正仁 版:有斐閣 2005.3

刑事訴訟法 判例百選 憲法と刑訴は判例が大事。最低でもこの二科目は百選潰しをやりましょう。おすすめされるまでもなく、すでに手元にあるでしょうが、、、。司法試験の刑事訴訟法は判例がまるごと出題されます。

ケースブック刑事訴訟法 第3版

ケースブック刑事訴訟法 第3版

著:井上正仁 酒巻匡 川出敏裕 長沼範良 大澤裕 版:有斐閣  2009.10

ケースブック刑事訴訟法 法科大学院における刑事訴訟法の講義・演習用教材として編まれたもの。いわゆる上位ローのテキストとして実際に使用されている激アツ本だ。
 設例のベースとなる判例は、最高裁判例だけではなく講学上・実務上重要な下級審判例も多い。段階的に設問が難しくなってゆき、しかも設問が驚くほど多い。序盤の設問で悩まされるが、章の最後の方の問いを考えていると、悩んでいた設問の意図・趣旨が分かる。設問の配置が効果的で、なるほどそうかと思わされる。判例事案の検討を通じて本物の実力がつく本だ。
 同じシリーズの「ロースクール民事訴訟法」ほどではないが、発展的で難しい問題もいくつかあり、分量が多いことと合わせると、独学でつぶすのは困難。著編者は、井上正仁、酒巻匡ら刑訴の大家。新司法試験委員もここにいる。

ケースブック刑事訴訟法 第2版

ケースブック刑事訴訟法 第2版

著:清水真 亀井源太郎 丸橋昌太郎 笠井治 前田雅英 堀田周吾 版:弘文堂 2008.4

ケースブック刑事訴訟法 弘文堂 有斐閣のケースブックよりやや遅れて登場した。分量的に、独習するならこれだ。新司法試験の論文問題に似せた設例事案について、いくつかの設問に答えてゆくスタイル。
 第2版から「問題編」の設問をより段階的にし、「判例編」に最新の重要判例を加えて整理し直された。設問が段階的になったのは、授業や演習だけでなく、独学にも◎。
 ただし、この本…、問題編と判例編を分けており、この点だけは非常に使いにくい。問題編にも判例が載ってて、完全に分離してるわけでもない。内容は良いだけに、非常に残念。

演習刑事訴訟法 (法学教室Library)

演習刑事訴訟法 (法学教室Library)

著:長沼範良 田中開 佐藤隆之 酒巻匡 大沢裕 版:有斐閣 2005.4

 

演習刑事訴訟法 演習刑事訴訟法  『法学教室』紙上に連載された「演習 刑事訴訟法」の単行本化。いわゆる学者系演習書の範疇では好評判。刑事訴訟法の重要問題は、ほぼ網羅。雑誌の連載記事がベースで、しかも共著なので論点がしばしば重複する。しかし、それは重要事項だから角度を変えて勉強しているだけのことでマイナス材料ではない。
 会話形式の演習がたびたび登場するので、おもしろくて飽きない。いまいち理解ができない分野の補充や法科大学院における演習の予習にもよい。

判例教材刑事訴訟法 第4版 三井誠(編) 東京大学出版会

判例教材刑事訴訟法 第4版 

編:三井誠 版:東京大学出版会 2011.2

 

判例教材刑事訴訟法「活きた刑事訴訟法」を学ぶための基本教材。かなりのボリュームがあるが、基本判例と+αの判例という二段構えなので、対象を絞って読むこともできる。

 第3版で横組みになり、全面的な改訂がされました。事案や下級審判例もたっぷり詳しめ。画像は第3版で、最新版第4版は茶色っぽい表紙です。

事例演習刑事訴訟法 (法学教室ライブラリィ) 古江頼隆

事例演習刑事訴訟法 (法学教室ライブラリィ) 

 

著:古江頼隆 版:有斐閣 2011.2.25

 

title出版社による公式説明等

 

雑誌法学教室の連載を単行本化する法学教室ライブラリーから。法学教室の演習を全面的に書き改めた。書下ろし3本を加え全30問。法の解釈,事実の抽出,要件・規範への当てはめる力が身につく事例演習書。教員と学生による対話型の詳しい解説,学生が誤解しがちな点のQ&Aなどは,自習用教材としても最適。

 

注目!

事例研究 刑事法Ⅱ 刑事訴訟法 著:井田良 田口守一 植村立郎 河村博

事例研究 刑事法Ⅱ 刑事訴訟法 

 

著:井田良 田口守一 植村立郎 河村博 版:日本評論社 2010.9

 

title 充実。2分冊。第1巻が刑法編で、1ページから380ページぐらいまで。第2巻の刑訴編(本書)が、380ページぐらいから始まる。2分冊とはいえ、1ページから始まらない本は余り見たことがない。両方買えというメッセージか(ー公ー;)

 

 出題可能性の高い(=講学上、実務上重要な)要点は網羅されている。事例を前提にして解説していくスタイルだが、シリーズの他の 科目とは違い答案はない。また、ロースクールの演習や期末試験の問題を集めてきて解説するものではない。解説したいことがまず先にあって、それを書くため に事例を工夫して作られている印象。

 

 

 

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刑法演習 第2版

刑法演習 第2版

編:平川宗信 後藤昭 版:有斐閣 2008.3

刑事法演習 刑法と刑事訴訟法の融合問題。相互に深く関連し交錯する「刑法」と「刑事訴訟法」とを同時に学習することにより、刑事法全体をマスターさせる。

 刑法と刑訴法の関係、協働性、現実の刑事裁判における作用がわかっちゃうという他で味わえない読了感。類書を比較すると、刑法と刑訴の融合に唯一成功していると思え、かなり良い本だと思う。ところが新司法試験は、刑法と刑訴法が別の問題として出題されているので、「融合」の部分については司法試験対策と関係ない。

 

 内容は、全範囲を一通りおさえてある。判例通説の立場でまとめられていて良い。

法科大学院ケースブック 刑訴 第2版

法科大学院ケースブック 刑訴 第2版

著:加藤克佳 川崎英明 後藤昭 白取祐司 高田昭正 村井敏邦 版:日本評論社 2007.4

法科大学院ケースブック 日本評論社 有斐閣のケースブックは泣く子も黙るほどの分厚さですから、所属されているロースクールのカリキュラムで指定されない限りは、独学困難。独学やグループ学習には、弘文堂ケースブックか、日本評論社の本書が向いている。

判例演習刑事訴訟法

判例演習刑事訴訟法

著:田口守一 寺崎嘉博 版:成文堂 2004.11

判例演習刑事訴訟法 学者系演習書。 刑事訴訟法の重要判例を取り上げ、当該判例の意義を説き明かす。ここまでなら普通の判例解説本。加えて、その問題点や射程距離などについて少し立ち入った判例分析を行ってゆく。重要判例を通じ、あるべき実務の姿を考察する。

演習ノート 刑事訴訟法

演習ノート 刑事訴訟法

著:高窪貞人 版:法学書院 2008.5

演習ノート 刑事訴訟法 法学部期末試験対策として、伝統のシリーズです。

判例講義 刑事訴訟法

判例講義 刑事訴訟法

著:渡辺咲子 版:信山社(不磨書房) 2009.8.25

判例講義 刑事訴訟法 刑事訴訟法の講学上および実務上の超重要判例約100件について詳細な解説を加える。事案の経過や判旨はもちろん、一歩踏み込んだ分かり易く丁寧な解説が付されている。何がなぜ問題になったのか、何について判断されたものなのか、判決が下された事件の背景、判例の射程はどこまで及ぶのか、その事案で弁護人は何を主張したか等。