Category: 刑法

[ 新着順 ] 刑法分野の全ての本が新しい順に並んでいます。人気、おすすめ、注目の本は下位の細分化されたカテゴリー(ex. ○○法の基本書、○○法の論文対策…)で紹介しています。

判例講義 刑法 総論・各論

判例講義 刑法1 総論

判例講義 刑法2 各論

編:大谷實 版:悠々社 総論:2003.12 各論:2003.12

 悠々社の判例集、判例講義シリーズです。刑法体系に即しつつ判例を位置付け、他の学説も考慮しながらコメントしている。大谷教授とそのお弟子さん達が一貫した立場で評釈をまとめているので、学説の立場が安定している。有斐閣の判例百選とおよそ同数の判例が載っている。同シリーズの他科目とおなじで、レイアウトが見やすく、文章の構成が全編共通しているので読みやすい。

(2008年3月、判例百選が改訂され最新判例が追加されており比較したとき相対的な利用価値は下がっている。)

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伊藤真の判例シリーズ 刑法

伊藤真の判例シリーズ 刑法

著:伊藤真 伊藤塾 版:弘文堂 2007.6

伊藤真の判例シリーズ 憲法で評判の良かった判例シリーズの第三弾。厳選100判例について、読み方・学び方を手ほどきする。各判例は、論点と結論、事実、裁判の経緯、判決の流れ、学習のポイント、判決要旨、伊藤真のワンポイント・レッスンの順にわかりやすく解説してある。
 判例100個では、司法試験レベルを考えると十分であるとはいえない。ただし取り上げられている判例はいずれも重要なものばかりである。法学部生や法科大学院受験生が参照するには十分な量であるし、試験対策講座(シケタイ)とのリンクが図られているのも学習者としてはうれしい。

ケースブック刑法 第2版

ケースブック刑法 第2版

編:前田雅英 笠井治 版:弘文堂 2008.4

ケースブック刑法 刑法分野は学説が鋭く対立する、いわば百人百説状態だ。先生方の「仲が悪いから」というのは冗談であるが、法科大学院用に一冊の演習書をまとめることも難しかったようである。法科大学院が創設され、すでに授業や演習が始まっているのに、刑法のケースブックが存在しない状況が続いていた。
 各ロースクールではオリジナルレジュメ等を用いた演習が行われてきた。そうすると1期生~3期生では教授の力量に比例してロースクール格差が開いてしまったことだろう。ロースクールの課程を既に修了して受験に挑戦する人や、所属ロースクールのオリジナルレジュメがいまいちだと感じる人は、グループ学習や自主ゼミで本書をつかった手当を図りたい。
 弘文堂ケースブック刑法は、法科大学院における刑法の講義・演習で、刑事訴訟法の視座も自然に入り込ませる判例教材である。様々な論点を盛り込んだ設例を各講の冒頭に掲げ、それに続けて基本判例・関連判例の事実・判旨をコンパクトに整理してある。テキスト兼演習書で、総論と各論を合わせてこの1冊だから、消化しやすいと思う。

ケースブック刑法 総論・各論

ケースブック刑法 1 総論

ケースブック刑法 2 各論

編:中森喜彦 塩見淳 版:有斐閣 1:2006.7 2:2006.8

ケースブック刑法1ケースブック刑法2 京大教授による法科大学院用ケースブック。弘文堂ケースブックのところで述べたとおり、法科大学院演習用教材・判例教材が存在しない状態が続いていたが、最初に登場したのがこの有斐閣のケースブック刑法である。

事例から刑法を考える(法学教室Library)

事例から刑法を考える(法学教室Library)

著:島田聡一郎 小林憲太郎 版:有斐閣 2009.4

事例から刑法を考える 雑誌「法学教室」での連載が本になりました。西田典之先生監修の、つい最近まで連載されていた演習です。答案化する等のグループ学習や独習もOK。新司法試験向を意識した解説は評判がよい。

新判例から見た刑法 第2版 (法学教室Library)

新判例から見た刑法 第2版 (法学教室Library)

著:山口厚 版:有斐閣 2008.10

新判例から見た刑法 雑誌「法学教室」の好評連載に、新たな書き下ろしを加えて単行本化。近時相次ぐ最新重要判例の解説と、これを素材にして刑法理論の検証する。

刑法の争点

刑法の争点

編:西田典之 山口厚 佐伯仁志 版:有斐閣 2007.10

刑法の争点 争点が久々の改訂。判例・学説の発展や社会状況の変化に対応し、刑法の分野で問題となっている主要な論点を精選し、判例・学説の発展や動向を明らかにした。
 本稿では、アクチュアル刑法と理論刑法学の最前線も紹介していますが、最新の刑法学を覗くならとりあえず定番の争点がいいと思います。新しい判例につての言及も多く、ロースクールを意識した内容になっています。

アクチュアル 刑法総論・刑法各論

アクチュアル刑法総論

アクチュアル刑法各論

著:伊藤渉 鎮目征樹 安田拓人 小林憲太郎 成瀬幸典 齋藤彰子 島田聡一郎
版:弘文堂 総論:2005.4 各論:2007.4

アクチュアル刑法総論アクチュアル刑法各論 最先端。刑法好きにはよだれが止まらないかもしれないが、司法試験レベルをはるかに超えており、刑法が苦手な人や初学者は手出し無用である。

理論刑法学の最前線

理論刑法学の最前線

理論刑法学の最前線2

著:山口厚 井田良 佐伯仁志 版:岩波書店 1:2001.9 2:2006.5

理論刑法学の最前線理論刑法学の最前線 ハイレベルにつき基本的には手出し無用。刑法学をリードする3人の著者によるガチンコバトルである。

刑法総論の思考方法・刑法各論の思考方法

刑法総論の思考方法 新版補訂版

刑法各論の思考方法 新版

著:大塚裕史 版:早稲田経営出版 総論:2008.11 各論:2007.6
最高の刑法の教科書内容は良いが値段が高い司法試験択一刑法が苦手な方に各論もいい!深くなる錯綜する学説の把握にあなたは結果無価値か行為無価値か

刑法総論の思考方法刑法各論の思考方法 ライバルには教えたくない。そんな気にさせる本だ。Wセミナーの受験雑誌「アーティクル」に連載されていたものが、大反響を呼び単行本化された。「司法試験受験生待望の書」等といわれるのはそのためである。
  判例の態度を客観的に示し、複雑な学説状況を明快に整理する。そして、個々の問題点について刑法の基本原理に立ち返って考えてゆく。平易な記述スタイルで、難解な基本書の行間を埋めることができる。しかし、決して水準を落とさない。この本は、錯綜する刑法学説に困惑する全受験生におすすめです。すっきり目の基本書を軸に、「思考方法」を参考書にして判例演習をこなせば必要十分。
 念のため書いておく。Wセミナーの本であることから誤解が多いが、本書は、予備校講師(弁護士等)が書いたものではない。著者は大学教授であり、予備校から出ている硬派な参考書という位置づけ。

ケース&プロブレム 刑法総論・刑法各論

ケース&プロブレム刑法総論

ケース&プロブレム刑法各論

著:山口厚(編著) 今井猛嘉 橋爪隆 高山佳奈子 島田聡一郎 小林憲太郎 和田俊憲 深町晋也
版:弘文堂 総論:2004.12 各論:2006.9

ケース&プロブレム刑法総論ケース&プロブレム刑法各論 刑法の考え方、問題解決へのプロセスが学べる法科大学院生用の判例演習教材。
 中身は、重要テーマごとに、まず判例と基礎知識を確認する解説が置かれている。そして参照すべきいくつかの関連判例と設問へと進む。
 設問が、基本的なものから始まって徐々に難しくなっていくので、ステップを踏みながら、法的思考力と事案解決能力が独学で身についてゆくスタイルである。判例重視の演習書で、独学できるレベルである。与えられた設問を検討する過程で、刑法解釈論の理解が深まり、刑法の運用能力を獲得できる。

新・論点講義シリーズ 刑法総論・刑法各論

新・論点講義シリーズ 刑法総論

著:川端博 版:弘文堂 2008.9

新・論点講義シリーズ 刑法各論

著:井田良 版:弘文堂 2007.5

新論点講義 刑法総論新論点講義 刑法各論 新・論点講義シリーズは、新司法試験対応を謳ったビジュアル指向の演習書シリーズです。新しく登場した刑法総論を書かれたのは、現司法試験考査委員+行為無価値論の川端先生(明大教授)です。旧司法試験の時代から川端先生がかかれた演習書などは人気が高く、論点講義刑法総論も待ち望まれていたところでした。
 先に登場していた刑法各論は、人気絶頂の井田先生(前司法試験委員)の著作。刑法各論の重要論点について、図表と2色刷で基礎的知識や学説・判例をすっきり整理する。具体的な事例で考えさせるケース・スタディ方式で、法的思考力と応用力も身につく。独学スタイルのロー生はこれでいこう。特に、長文事例問題を例に法科大学院で何を学ぶべきかを井田先生が解説する「補講」は必読。

刑法演習 第2版

刑法演習 第2版

編:平川宗信 後藤昭 版:有斐閣 2008.3

刑事法演習 刑法と刑事訴訟法の融合問題。相互に深く関連し交錯する「刑法」と「刑事訴訟法」とを同時に学習することにより、刑事法全体をマスターさせる。

 刑法と刑訴法の関係、協働性、現実の刑事裁判における作用がわかっちゃうという他で味わえない読了感。類書を比較すると、刑法と刑訴の融合に唯一成功していると思え、かなり良い本だと思う。ところが新司法試験は、刑法と刑訴法が別の問題として出題されているので、「融合」の部分については司法試験対策と関係ない。

 

 内容は、全範囲を一通りおさえてある。判例通説の立場でまとめられていて良い。

ケーススタディ 刑法

ケーススタディ 刑法

著:井田良 丸山雅夫 版:日本評論社 2004.2

ケーススタディ刑法 前司法試験考査委員、井田先生の著(共著)。具体的事例を通して立体的に学ぶ刑法総論の基礎。初学者でも読みこなせるわかりやすい記述で、刑法総論の基本的知識と思考方法がマスターできる。

プロセス演習刑法[総論・各論]

プロセス演習刑法[総論・各論]

編:町野朔 丸山雅夫 山本輝之 著:今井猛嘉 上嶌一高 島田聡一郎 鋤本豊博 豊田 兼彦 辰井聡子 安田拓人ほか 版:信山社 2009.5

プロセス演習刑法 従前から存在した「ロースクール刑法総論」・「ロースクール刑法各論」という演習書を刷新したもの。合本にともない内容の充実化も図られている。総論と各論の全範囲をカバーする内容で、設例→基本の問い→解説→応用の問いという構成。この本は、ロースクールの教科書として用いられることが想定されている本だと思いますが、判例と学説を段階的に学習できる設例解説つきの演習書です。
 プロセス演習憲法という受験生に人気の本がありますが、あれのシリーズ第2弾ということでしょうね。

刑法 第2版(事例式演習教室)

刑法 第2版(事例式演習教室)

著:川端博 版:勁草書房 2009.7

事例式演習教室 川端博 新刊マーク。「刑法総論と刑法各論から重要問題を45問精選。新司法試験・ロースクール入試等各種試験の基礎力・実力を養うための格好の演習書。試験の傾向にそう問題の解説を通して、論文の書き方、問題のポイント、法律的な論理展開を指導。最新動向を踏まえた第二版。」出版社コメントまま

新演習講義 刑法

新演習講義 刑法

著:佐久間修 版:法学書院 2009.8

佐久間修 新演習講義 刑法 法学部生・法科大学院未修者に最適。伝統的なテーマ・典型論点について、事案をかかげて解説。複数の論点を分析・整理する力がつくように工夫されている。

刑法事例演習教材

刑法事例演習教材

著:井田良 佐伯仁志 橋爪隆 安田拓人 版:有斐閣 2009.12

刑法事例演習教材 「既刊好評姉妹書に続く法科大学院生向け事例演習教材。事案に即した法的構成力とそれを支える理論の習得に向け、厳選された設例を使い、理論構成と重要な事実の抽出というプロセスを繰り返す。要点を絞った解説も用意し、自習用としての使用にも適する。
「重要な事実の抽出」、「事案に即した法的構成」の訓練を繰り返し、実践力を鍛える分野横断的な40設例。解決の方向性を示す解説も付け、自習用にも最適な一冊。」
有斐閣コメントまま

判例プラクティス刑法1

判例プラクティス刑法1 総論

著:成瀬幸典 安田拓人 版:信山社 2010.2

判例プラクティス刑法「判例を効率よく体系的に学べる―自分の頭で考える待望の判例解説・事例集の決定版!事実関係を的確に示して判例を客観的に解説。「具体化された法」としての判例理論をトータルに学習できる。判例の位置づけや相互関係を適切・簡明に解説。」

試験対策講座 刑法総論・刑法各論 第3版

試験対策講座 刑法総論 第3版

試験対策講座 刑法各論 第3版

著:伊藤真 版:弘文堂 総論:2007.12 各論:2007.12

試験対策講座 刑法総論試験対策講座  受験界カリスマ講師の著、シケタイと呼ばれる。伊藤塾の講座テキストを一般書籍にしたもので、業界ベストセラーである。基本概念、重要判例、本試験過去問等、重要ポイントにメリハリをつけて独習できるテキストとして人気。はじめて法律の勉強をする方で も読みこなせるはずだ。
 大学教授の基本書(体系書・概説書・教科書)は、やや教育的配慮に欠けているところがある。特に刑法の基本書は、最初のページから順に読み進めても外国語のような法律専門用語のオンパレードである。試験対策講座を使えば、初学者の悩むポイントでやさしい解説が挿入されるので、順に読み進めることができる。初学者が混乱しがちなところを事前に予測してあるようで、そこでは優しく語りかけるような仕掛けがある。ナイスタイミングでカリスマ講義を再現するわけだ。

 刑法の論文試験では、論理矛盾・体系矛盾が致命傷になるといわれる。しっかりとした刑法の体系を早い段階でマスターしたい。この本は、通説的立場から分かり易く体系的に整理してあるので、木の幹となる刑法の体系をすんなりインプットすることができると思う。さらに、試験対策を謳うだけあって序盤から試験を意識させられる実践的な内容だ。司法試験受験生の導入としては最高である。論証カードやフロチャートは好みが分かれるが、初学者 がメリハリをつけて学習するのに向いている。試験対策講座を通読すれば、もはや入門講座は不要であろう。学部試験対策や各種国家試験対策として用いられることもある人気の本である。横書き、2色刷。

 なお、予備校本は、学者の基本書にくらべて信頼性が低いと言われる。本書には目立った論理矛盾等を見つけることはできないが、学問的にどうなの?という箇所はある。複雑な議論をあえてシンプル・平易な議論のレベルに落として書いてあるところ等は特にそうだ。だからこそ初学者でも取り組みやすいのだが…。最初から最後までシケタイ一冊で通すことはおすすめできないし、できないはずだ。疑問に思ったときは他の定評のある文献にあたるべきなのは言うまでもない。予備校本というのは、要は「使いよう」なのである。

伊藤塾呉明植基礎本シリーズ 刑法総論・刑法各論

伊藤塾呉明植基礎本シリーズ 刑法総論

伊藤塾呉明植基礎本シリーズ 刑法各論

著:呉明植 版:弘文堂 総論:2008.11 各論:2009.11

伊藤塾 呉明植基礎本シリーズ伊藤塾 呉明植基礎本シリーズ シケタイ譲りのビジュアル系。伊藤塾+弘文堂のコラボ予備校本の新シリーズ。各種資格試験対策の盤石な基礎固めのために。
 一貫して判例・通説の立場で解説。ポイントをおさえたコンパクトな記述。つまずきやすいポイントをライブ講義感覚でやさしく詳説。論点・項目の重要度がわかるランク付け。書き下ろし論証パターンを巻末に掲載。初学者~学習上の壁にぶつかっている中級者向け。
 このシリーズは12巻までが続刊予定です。

伊藤真 論点別ステップアップシリーズ 刑法 第2版

伊藤真 論点別ステップアップシリーズ 刑法 第2版

著:伊藤真・伊藤塾 版:弘文堂 2005.9

論点別ステップアップシリーズ 刑法 口語調での叙述で、「刑法の基本」が学べる。図表、イラストを多用し、2色刷で刑法の基本論点を丁寧に解説。膨大な情報量の中から、基本的な概念や論点をしっかり身につけるためのメリハリづけ、抽象的な法律を具体的な問題となる場面にあてはめるイメージ作りが可能。
 法律を知りたい、もっと深く知りたいが、どこから手をつけたらいいのか分からない。「基本が大事なのは分かっているが何が基本なのだろう」と思っている受験生、法科大学院未修枠コース、法学部学生に最適なテキストシリーズ。

デバイスネオ 刑法総論・刑法各論

デバイスネオ 刑法総論

デバイスネオ 刑法各論

著:Wセミナー 版:早稲田経営出版 総論:2009.4 各論:2009.4

デバイスネオ刑法総論デバイスネオ刑法各論 コンパクトデバイスが刷新。視覚的に読みやすいレイアウトになり、内容面では重要判例を網羅され、巻末には論証例が掲載される。
 対象者は、法科大学院受験生、新旧司法試験受験生を基本に、公務員試験等の国家試験受験生が使うことも想定しているという。シリーズ共通の点として、図表の活用、出題が予想される分野を重点的に解説、コンパクトな論証集、コンパクトなB5判。

新司法試験論文過去問解説と合格者の答案(刑事系)

新司法試験論文過去問解説と合格者の答案(刑事系)

著:中央大学真法会 版:法学書院 2009.6

新司法試験論文過去問解説と合格者の答案 平成18~20年(第1~3回)新司法試験の過去問集です。今までの資料をファイリングしている方はわざわざ買う必要はないと思います。過去問分析をこれから始める方にはまとまっていて便利ですね。合格者答案付きで1680円なので安い。

伊藤塾試験対策問題集:論文 刑法

伊藤塾試験対策問題集:論文 刑法

著:伊藤塾 伊藤真 版:弘文堂 2010.3

伊藤塾試験対策問題集 あてはめの練習ができる問題集が開発された。問題、答案例、優秀答案からなる問題部分45問と、ケース、事実評価整理表、事実評価例からなるケース部分27問で構成。

論文基礎力養成講座 刑法

論文基礎力養成講座 刑法

著:柴田孝之 版:日本実業出版 2006.2

論文基礎力養成講座 刑法 論証における問題の所在がどこか、その論証をどう使うのかをまず理解し、続けて論証を実際に使う例題を出題して解説・解答例を掲載。司法試験合格に必須の論証知識を素早く脳裏にインプット!特に重要な論点については上級問題を出題したり、発展事項の論証も紹介する。論証から問題集への移行がスムーズにでき、どんな問題でその論証を使うかを明らかにした新しいコンセプトの論証+問題集。
 知ってるのに書けない、何となく書けるけど点数が伸びない、他の人と同じ事を書いているつもりが評価が低い、そんなあなたの処方箋。

新司法試験論文えんしゅう本 刑法

新司法試験論文えんしゅう本 刑法

著:辰巳法律研究所 版:辰巳法律研究所 2008.7

新司法試験論文えんしゅう本 刷新。書名に「新司法試験」を冠した。インプットとアウトプットを同時に行うという「IO事例本」の後継「えんしゅう本」をさらに改良。問題数は基礎作 りにちょうど良い量。流れよく高速に回せるのが良い。論点ブロックを暗記する勉強法がどうも不向きだという人は試してみるといい。
 新司法試験の超長文事例問題対策というものではなく、重要・典型論点を扱った論文問題集であり、いわば旧司法試験タイプの問題集である。ロースクール定 期試験、学部試験、公務員試験、ロースクール入試、旧司法試験などには十分なパフォーマンスである。「合格者の目」「ワンポイント・アドバイス」なども充実。

論文合格答案集スタンダード100 刑法 2010年版

論文合格答案集スタンダード100 刑法 2010年版

著:Wセミナー 版:早稲田経営出版 2009.10

論文合格答案集スタンダード100 合格者が制限時間内に書き上げた現実的な答案をたたき台にして、答案ファイル集にまとめたのがこのシリーズ。旧司法試験論文過去問の重要問題、新司法試験の過去問および今後出題の予想される論点を含む問題で構成される。問題数は130前後あり、版を重ねるごとに充実してきた。
 見開きで短期合格者による参考等案を掲載。合格レベルにある受験生が実際に1時間で書ける合格答案のレベルを肌で感じることができる。かつて一世を風靡した井藤公量弁護士提唱のP&C方式にも沿う内容。論文基本問題120選と比べると答案のデキがよいものが多い。答案作成上の注意点や書き方のコツにフォーカスしたコメントが特徴だが、論点、学説、判例についての解説は「無い」といってよいほど簡素。
 今回の改訂から第○版というのをやめて2010年版と称するようになった。毎年アップデートしていくということだろう。
 スタンダード100は、行為無価値論の立場で答案が書かれています。(注:2010年版では確認できていません)

論文基本問題 刑法100選

論文基本問題 刑法100選

著:新保義隆 Wセミナー 版:早稲田経営出版 2008.9

論文基本問題 刑法100 司法試験・公務員試験などの各種の国家試験の論文試験(記述式試験)対策のために編集された参考答案集。この本だけで典型論点の大半はつぶすことができ、基礎力養成に良い。問題数が多いので、論点の網羅性とコストパフォーマンスに優れている。典型的な問題の典型的な答え方を、統一感のある解答例でマスターする。
 体裁も良く、まず見開き2頁で問題文とシンプルかつビジュアルな解説。「1.目で見る論点」「2.論点の流れ」「3.答案作成上のアドバイス」で答案作成に必要な知識を整理。入り組んだ論点は図表を使って整理するなどの読み進めやすい工夫もある。あっさりした解説だがこれでもスタンダード100と比べると論点解説は充実している。
 ページをめくると次の見開 き2頁で参考答案。答案は、一応の建前上、新保先生が全答案を手直ししていることになっているので、答案表現や学説もある程度統一されている。
 法律学の論文答案は、科目ごとに特有の論理展開が あり独特の表現・言回しがあるので、基本事項を理解していても、いざ論文答案を書こうとすると相当難しい。そこで、この本は、典型問題を中心に国家試験に出題されそうな問題をできるだけとりいれて、受験生にとって参考となる答案を作成し、簡単な解説を付してある。事例問題と一行問題が半々くらいでやや事例問題が多い。

新論文過去問集 (旧司法試験 平成19年度版) 通年度版の最終刊

新論文過去問集 (旧司法試験 平成19年度版)

著:Wセミナー 版:早稲田経営出版 2007.11

新論文過去問集 昭和38年度から平成19年度までの論文本試験に出題された問題、解説及び答案集です(旧司法試験)。
 過去問は、司法試験において要求される事項の枠(範囲・程度)がどのようなものであるかを知る上で極めて適切な資料となる。また、本試験の問題は、過去 に出題された内容の繰り返しが多く、過去問を十分に分析しておけば、出題の形式や事例を変えて出題されたとしても、慌てることなく必ず他より抜きん出た答 案を書くことができるだろう。
 年度別ではなく、体系別に編集してあるので。基本書と併行して過去問を検討しやすく、どのような事項が、どの程度、本試験で問われているか、また、どの分野が繰り返し出題されているかを認識することができる。