刑法総論講義・刑法各論講義 前田雅英

刑法総論講義 第4版

刑法各論講議 第4版

著:前田雅英 版:東京大学出版会 総論:2006.3 各論:2007.1

刑法総論講義 前田雅英刑法各論講義 前田雅英 結果無価値論。構成要件をかなり実質的に判断するので、政策説といってよいのではないかという気もする。
 まず、学説の整理がすごい。多数の図表を用いた解説で、入り組んだ学説状況が理解できる。旧司法試験末期の択一試験対策バイブルとしても用いられていた(今となっては、複雑過ぎる学説問題の出題も考えられないが)。そして、判例分析が秀逸。裁判例が何を考慮要素とし、何を重視しているているのかが徹底的に分析されている。規範を丸暗記しようという読み方をするだけでは、膨大な暗記量が必要な少数説ということになってしまうので注意。
 改訂第4版では、記述・図表をわかりやすくし、最新判例をフォロー、一部重要な改説がある。横組み+二色刷。