刑事訴訟法講義 第3版

刑事訴訟法講義 第3版

著:前田雅英 池田修 版:東京大学出版会 2009.3

 実務色。学説と実務の乖離が激しいのが刑事訴訟法ですが、判例寄りの立場の人は、これで悩みが無くなるでしょう。長年の構想がついに実現し一冊にまとまったという。刑事裁判を担当してきた裁判官と、大学で刑事訴訟法の講義を担当してきた学者が協働。二人の間を原稿が何度も何度も往復し、ついに完成したといいます。
 判例・実務に即して書かれており、現場感覚に優れた基本書に仕上がっています。判例が何を重視して判断しているか、学説はあれこれいうけど結局実務はどのように運用されているのかが分かります。
 重要判例も数多く掲載。体裁も「2色刷 + 横書き」で非常に読みやすい。条文も枠で囲って丸々引用してあるので新司法試験の択一もバッチリ。さすがは基本書の予備校本化の流れをつくった前田教授である。