労働法 第3版

労働法 第3版

著:水町勇一郎 版:有斐閣 2010.3

 労働法 水町勇一郎  注目。親しみやすい事例を手がかりにして、体系的に整理してゆく。東大の講義がベースになってできた基本書です。法的思考の起点となる各条文・法理の趣旨と根拠を明らかにし、結論に至るまでの道筋が明確。

 具体例について。ケースブックに載ってる超有名事件をアレンジしている。コンビニ・アンタッチャブルで働く柴田さんは、店長の山崎さんからアルバイトをやめてくれと言われた、、、。等。法科大学院でケースブックを使う人(使ったことがある人)なら、生の事例のままのほうがなじみがあったと思うが、法学部生には親しみのある事例ということになるだろうか。

 重要判例の判断要素・考慮要素の分析は圧巻のできです。資本主義経済システムとその矛盾という歴史や経緯の中に労働問題を捉えておりなかなか深みがあります。2009年労基法、育児介護法改正に対応。