ブリッジブック行政法

ブリッジブック行政法 

 

著編:宇賀克也 著:木村琢麿、桑原勇進、中原茂樹 横田光平 版:信山社 2007.8

 

ブリッジブック行政法出版社による公式説明等

人気のブリッジブックシリーズの「行政法」が遂に登場。行政法の広大な世界への入口を、戸惑い無く開いてもらうために最適の書。身近な例を多用し、抽象的 な概念を分かり易く解説。更なる学習のために、各章に[参考論文]を掲げ、また、本書最後の[小論文のすすめ]([基本問題]「発展問題」)で、自ら調 査、文章をまとめるといった能動的学習能力も養える、今後の行政法導入教育の方向性を示す一冊。

 


読者レビュー

導入と最後の章に特徴があります。導入で行政の活動を紹介しており、最後の章で行政法の課題を解説しています。最後の章では、次のステップへという項目もあります。文章にも特徴があります。各章で知っておくべきキーワードを色分けしており、読者が自然と重要な用語を身に付けられるようになっています。各章の最後には、学習を深めるための文献が紹介されており、進んだ学習をしたい人に対して配慮されています。この書籍の最大の特徴は、巻末の「小論文のすすめ」という項目で演習課題が設定されているところです。ここに書いてあった法学の学習の心構えは、法学学習者にとって有益だと思いました。あまり理論に突っ込んだことはしている感じではありませんでした。基本的な概念などを噛み砕いて説明しているようでした。全体として、行政法の初学者に配慮しつつ、自主性を身に付けさせる方向にもっていっているいう感じがしました。頁数は306頁程です。

 

 

著者全員東大卒、一部は東大大学院まで。

木村琢磨先生、千葉大学法科大学院准教授

桑原勇進先生、上智大学法学部教授

中原茂樹先生、大阪市立大学法科大学院准教授

横田光平先生、筑波大学大学院人文社会科学研究科社会科学専攻准教授

 

 


目次

第1講義 行政のフィールドは広い―行政活動の類型
第2講義 法律は行政のエンジンでありブレーキである―法律による行政の原理
第3講義 行政法は民法に似ている?―公法と私法
第4講義 市民より行政の判断のほうがとりあえず上―行政行為
第5講義 行政活動の潤滑油―行政指導
第6講義 実は行政が自らルールを作ることもある―行政立法
第7講義 行政活動は計画的に―行政計画
第8講義 行政が市民と対等の場合もある―行政契約
第9講義 行政の実効性を確保するための工夫―義務履行確保の手法等
第10講義 行政活動のプロセスを点検する―行政手続
第11講義 情報社会における行政法―行政調査・情報公開・個人情報保護
第12講義 手軽で便利で迅速(?)な権利救済
第13講義 市民の権利救済最後の砦―行政訴訟
第14講義 国の責任を問う―国家賠償
第15講義 負担を分かち合う―損失補償
第16講義 縦割り行政の弊害は克服されたか―中央省庁等改革と行政組織法
第17講義 地方分権はどこまで進んだか―「地方の時代」と行政法
第18講義 行政の仕事とは何だろう?―民間との役割分担
第19講義 行政法はどのように変化してきたか―行政法の課題