リーガルマインド会社法 (商法総則・商行為、手形小切手法)

リーガルマインド会社法第12版

リーガルマインド商法総則・商行為 第2版

リーガルマインド手形小切手法 第2版補訂2版

著:弥永真生 版: 有斐閣 会社:2009.12 総則:2006.4 手形:2007.4

リーガルマインド会社法リーガルマインド 商法総則・商行為リーガルマインド 手形小切手法 旧司法試験時代からの受験界ベストセラー。長く司法試験委員をやられていた関係で、司法試験受験界ではリーガルマインドを使う人ばかりだったといても過言ではない。デビュー当時にはめずらしく横組みで、斬新な基本書だった。

 

 リーガルマインド会社法は、冒頭で示される視点から全体を一貫して説明する。個々の論点では必要性と許容生の両面から論証する。12版では、これまで版を重ねるごとに冗長化していた記述を見直して、ブラッシュアップし、全体的にコンパクト化が図られた。リーガルマインド手形小切手法も会社法とともに根強い支持がある。丁寧な理由づけとケースを用いた解説、豊富な図表などで、概念相互の関連や制度上の位置づけを明らかにするよう工夫されている。

 

 だめなところ。ナンバリングが細かすぎて、著者の想定とは逆効果になっている懸念あり。原則論に対して例外を書くときや補足説明を加えるときに括弧書きに入れ込むことが非常に多く、条文番号以外にもたくさんの括弧書きが介在するので論理が走らない。重要な説明が脚注に回されていることも多く、イチイチ立ち止まる必要がある。旧商法との差分を埋める記述を削り、コンパクトな分量に収めたとはいえ、一生懸命苦労しながら読まなければならない本という状態。新しく新会社法用として執筆された本と比べると、読みにくさが目立つ。