プラクティス債権総論 平野裕之

プラクティス債権総論

著:平野裕之 版:信山社 2005.4
良い買物をした新判例を加え解説がさらに充実

プラクティス債権総論 学習効果絶大。立法の経緯から始まって、従来の通説形成の過程と判例法理の解説。そして通説の行き詰まりと有力学説の分布。議論を克服する最先端へ。これはすごい。
 ページには小さめの文字がぎっしり詰まっているが、わかりやすい図解が助ける。比較法的な観点も交えつつ、立法の経緯からコンコンと解き明かしていくので、本当に理解できる。そのような真の理解は、記憶にこびりつくので、読破後の達成感と理解の深まりは他では体験できまい。同名の本で、潮見先生のプラクティス債権総論があるが、平野プラクティスの方がプラクティス感覚がある。

 

 平野先生が執筆されている体系書として「民法総合」というシリーズがある。判例が多く引用もかなり詳しいので便利に使えそうだが、しっかりした基本書(体系書)という以外には目新しさはない。1(総則),2(物権),4(債権総論)が続刊予定。とくに4の債権総論はプラクティス債権総論を改訂される予定であるとのこと。
 ■民法総合3(担保物権法)第2版
 ■民法総合5(契約法)
 ■民法総合6(不法行為法)第2版